「花様年華」の続編?とかそんなことをうっすら聞いていたので期待して見たんだけど全くもって難解でした。でも、見ながら深い意味を考えたらいけないのだろうなと途中で思いました。
王家衛(ウォン・カーウァイ)監督の映画は「花様年華」大好き「ブエノスアイレス」好き、「恋する惑星」「天使の涙」いいんじゃない?などなど有名どころしか見てないけど、どれもわけわからないなりに綺麗で好き。
あ〜でもこれなんで木村拓哉出てるんだろう?あんまり木村くんこの映画の話したがらなかったし、やはり失敗だと自覚していたのかしらん?
トニー・レオンもコン・リーもチャン・ツイィーもフェイ・ウォンもみんないいのに木村くんだけ「いつもの木村」だったんです。映画の中で香港の小さなホテルの長女と恋に落ちた日本人という設定で出てくるんだけど、やたら日本人、日本人って言われているわりには「無国籍アジア人」って感じで決して日本人っぽくないのよね。一応、長女を思う一途な人という設定なのにあまり誠実さが出てなかったし。しかも、ひとりだけ日本語しゃべり倒しているのはなんで?トニー・レオンと比べたら色気もないし意外ときれいでもなかった…なんだか霞んでたなあ。痛々しくて二度は見られない。SFでもあるということを途中忘れてしまうようなチャン・ツイィーのくだりだけで良かったのに。彼女、気位の高い女の役ははまり役だね。それなら、プラトニックな花様年華と対極ということで続編だと納得できたのに。面白くなかったわけじゃないけど、言いたいことがわからん!
この「2046」のベースに私が未見の「欲望の翼」という映画もあるそうです。「花様年華」と「欲望の翼」両方見てから見るべし…だそうです。んん〜そこまでしなくていいか…。

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