息子が今日から予備校に出陣。さて、私も来週に控えている資格試験の勉強を…と思って、珍しく7時に起きて(休みなのに)掃除、洗濯を済ませ、今日は勉強!と準備万端整えておりました。でもね…、少しはじめたところでお昼になり、ご飯を食べながら、ちょっと…ちょっとと思ってあと4話で見終わる「ローズマリー」のビデオを再生しちゃったんですよ。も〜そうしたらダメでした。午後いっぱい見続けて、結局、号泣しながら全部見てしまいました。意志よわ

でもね、違う意味で学んだからいいか?って(@_@;)
とにかく完璧なドラマでした。秀作中の秀作。
高級住宅地に住んでいて、美人で、素敵なだんな様がいて、かわいい女の子と男の子のママ。これまで、病気とは無縁だと信じていた30代の女性が余命幾ばくもないとわかったら。
自分が今死ぬとわかったら何が怖いだろう?子どもが小さい時は、私がいなくなったら子どもがひとり残されるのが怖かった。でも、あの世にはもう母もいるし、ダンナもいる。自分だけがなんの責任もなく逝けるのだったら、あまり怖いこともないような…。それでも、人間は死ぬとわかったらどうするだろう〜。
胃がんに侵されて(思い残すことがないように)と医師に言われた奥さん。夫や子どもは奥さんがいないと何もできない。自分が長い間をかけて(そうしてしまった)と悔やむ。このままでは死ねない。夫を突き放そうと一度はする葛藤…、私の代わりを引き受けてくれる女性をと思う気持ち。自分を押し殺しながら、残された日を過ごしていく姿。
この奥さん(ジョンヨン)役の女優さん(ユ・ホジョン)がすごい素敵。病気の宣告を受けるところから、困惑、そして受容、死…までを実に繊細にリアルに描いています。彼女が、自分がいなくなった後を託したいと思ったペ・ドゥナ演ずるギョンスもすごくいい。素直で正直でストレートで。気持ちは言葉にしないと伝わらないと私も常々思っているので、彼女の存在は爽快。
私など、この頃、毎日が飛ぶようなスピードで過ぎていって実のところ中身は空っぽ。「あと三日しか生きられない。そう思って生活しているんです」とジョンヨンが夫から離れて身を寄せた民宿の自らもがん患者というおばさんの台詞が胸に痛い。夫役は「新貴公子」でも株を上げたキム・スンウ。不器用ながら妻を愛する姿は感動的〜。最初は冷たいと思った姑も決してそうではなく、能天気に見えた義姉も実は夫をがんで亡くしていた。ギョンスの父への思い、幼馴染からの恋心などなど、何をとってもバランスよくできた脚本。いつも韓ドラは長すぎるかな?と思うのに、この18話は長さがちょうどいいと思えた充実のドラマでした。こういうドラマに出会っちゃうから韓ドラがやめられないんだよね

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