『ご主人様は山猫姫4 辺境若輩英雄編』 著・鷹見一幸
8月19日 P.190まで読破
反乱軍である青凛たちを討つべく、帝国は精鋭の緑軍3万を北域に送り込む。
緑軍3万を指揮するのは、錬涯塾で伏龍と同門であった沢樹であった。
帝国軍と対峙するだけでも厳しい戦いを強いられる青凛たちであったが、帝国軍にも軍師がついたとなると劣勢は更に明らかになるが……
帝国の緑軍と侘瑠徒攻防戦を行う4巻ですが、まだまだ戦い前夜で、反乱軍と緑軍が衝突するのはまた後になります。
後に仮面の軍師として南域の承安軍を指揮することになる沢樹ですが、まだこの時には帝国の直裁軍儀官として辣腕を奮っています。頭の回転の早さはピカ一の沢樹ですが、初っ端から協調性の無さを露呈しています。この頃に比べると、まだ崇鳳と名乗るようになっていくらか丸くなったのだと分かります。
さて、敵の軍師が沢樹だと知った伏龍と青凛は、当初以上に色んな小細工を仕掛けて勝利の天秤をこちらに傾けさせようとしています。ここのところは、『小さな国の救世主3』と同じで、小細工をひたすら積み重ねて何とかしようとしています。
各種の小細工は、果たして帝国緑軍にどんな影響を与えるのでしょうか。

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