津波のあとの片付けに参加しました。
風土と共に一つ一つ作られてきた愛着あったであろう景色よい場所も、
(今回行った陸前高田の勝木田踏切りの辺りも、よい所でした)
高く詰まれる瓦礫の山々となり、地面を掘ればガラスの大きな破片がざくり。
津波の破壊力とその混沌を肌で感じ、
復旧にはまだまだかなり時間がかかることも察せられました。
また、私たち人間の合理化された文明文化社会システムと、
この地球に生きる健気な生命としての一存在を、
改めて同時に感じ考えさせられます。
そうした中で素朴な人の手作業の行為の連鎖、
そしてそれを共感することは、生物としても大切なことと感じました。
…一匹の蟻の気持ちになりました。
また行きたいし、まだまだこれからでも行ける人は少しでも行けるといい
と思うほどです。
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今週は避難所にうかがってみます。
三陸海岸の風土に生活して来た人たちが、今どのように過ごされているのか、
そしてこれからどのように生活を立ち上げられるのか、
取り返せず失ってしまうこと、それでも残るもしくは
再生する・蘇ること、日々の記憶…
被災地の早い復興を願いますが、今はまだみんなで手分けしての
分業して動いて行くもので、生活からは遠いもの。
ボランティアの方はこう言っていました
「今はマイナスだけれどみんなで0地点までにはする」
風土と一体となった生活の場、
沿岸地域の人たちのこれまでの豊だったであろう
日々の生活が戻ること。
今の合理的に分業していく社会全体の復興の波が
あまりに押し寄せてしまうことが少し気になり、
できれば避難所の方のお話を聞いて感じ考えたいと思いました。
とにかく一回様子をうかがってからまた考えてみたいと思います。