樋口一葉がとても肩こりだったことは有名です。
日本は江戸時代以降狭い所に人が多く住むようになったためか
肩こりが多くなったらしい。
人との関わり方や気の使い方でも、肩がこるという言葉があるくらい。
一方インドでは肩こりという言葉さえもなかったほど
肩こりがなかったらしい。
環境や風土、文化による違いでしょうね、。
骨格も違うようで、日本人は腕が前の方についているらしく、
どうやらインド人の腕は横に安定して下りていることが多いらしい。
そのせいか、日本では頭に重いものを載せて運ぶ習慣が少なく、
昔でも、天秤棒を両肩に乗せて運んだり、背負子を使ったり。
飛脚も肩に荷物を載せている。
物を頭に載せて運ぶ文化は、広くアフリカからインド中南米にある。
おそらく、背骨が頭から腰・尾骨までしっかり通り、
前後左右のバランスが安定しているのでしょうね。
しかし、こうした背骨のラインと腕・肩の位置が
今や変わってきているようで、
インドでもデリーなどの周辺都市でのIT企業で働く人を中心に
肩こり・腰痛になる人が以前よりも10倍も増えているそうです。
日々の動きや姿勢で身体の付き方・体付き・筋骨も
変わっているのですね…。
本当に私達の日常は仕事や人間関係や疲労や寝不足など
様々な要因でからだは凝っていくことばかりかもしれません。
そんな日々の中でも、
弱って変わった筋骨に気づいて励ましを入れてあげると、
ほどける動きや姿勢の発見もありますよ。
諦めずに少しずつ少しずつ。繰り返される日々の中、少しずつ。
・・・・・・・・・・・・・・・
冬に向けて体和舎では、ますます凝りつつある背中と腰・肩を
ゆるめて広げる筋肉を作ります。
骨盤から背骨・首・肩・腕へ、また骨盤・坐骨から足への
内部の繋がりをお腹からの呼吸とともにのびやかに感じてみます。
体の中の七つの位置と方向を確認して
しっかりと地を踏む足と伸び合う姿勢、
すっきりする時間を作ります。
運動不足で体の調子がちょっと…、体が硬くなってどうしよう…、
ちょっとお腹が出てきたかも…、という方もどうぞ。
継続するとどんどん変わってきますよ。