その日私はペットショップ時代の友人と語っていた。お互い今金沢で最も旬なスポット、金沢フォーラス勤務である。彼女は携帯屋、私は驚いたことにGRACE CONTINENTAL

にもぐりこんでいた。
しかし彼女は仕事でストレスが溜まっているらしい。私みたいにマイペースちゅうか自己中ならストレスもさほど溜まらなくて済むだろうとよく思うが、こればかりは元々の彼女の性格だから仕方がない。
しかし私も現在の仕事(服屋と飲食店)じゃ大して使えない人間である。犬の仕事をしてた時はもう少し役に立ってはいなかったろうか?(気のせいか?)
二人の共通の心境はこうだ。「やりがいがない」「クレーム等の面倒に立ち向かう元気が無い」「客と喋りたくない」何より「誰でも出来る仕事であり、必要とされてるのは自分自身ではない」(※事務作業はともかくGRACEの接客は誰にでも出来ませんが・・・

)
そして決まって言うのだ。「あの頃大変だったけど不思議と楽しかったよね」
あの頃とはペットショップ時代のことである。70日連続勤務をしたり、朝の9時から夜中12時まで働いてるのに休憩一日20分だったり、ご飯食べるのは犬のウンチを捨てるゴミ箱の横だったり、あげく友人はアレルギーか咳がとまらないために肋骨が折れ、私は睡眠障害で心療内科を予約したが仕事でキャンセルさせられたペットショップ時代の事である。
当時の私が聞いたら「何言ってやがる」と思うことだろう。しかし『自分の仕事』がある職場だったことだけは確かなのだ。

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