路上の障害物にちょっと突っ込んで曲がってしまったママチャリの前フォークです。
《そんな簡単に曲がってしまう物なの?》
簡単に曲がってしまった! なんて言わないでください。(こちらの自転車のオーナー様はそんな事ひと言も言ってませんよ。)
簡単に曲がってしまうのには訳があるんです。
前フォークは追突の衝撃を和らげるバンパーの役目も担っています。
ある程度の衝撃で追突した時、前フォークが曲がって追突のチカラを逃がしてくれる事によって、運転手が前方に投げ出されたりもしくはその投げ出されるチカラを弱めてくれているんですねー。
ガチガチに硬い前フォークだったら、事故の時に乗っていた人間がたいへんな事になっちゃうかもしれない訳です。
国内のちゃんとしたメーカーはそんな所までしっかりと計算して自転車を作っているんですね。
そして何かあってもまったく同じ前フォーク(もしくは同等品)で直して乗り続けられる安心感。やっぱり一流メーカーの自転車がお高いのにはそれなりの理由があるんです。
《6年目の自転車もまだまだ使ってもらいます。》
もちろん一般的な速度域で走らせている分には、必要にして充分な強度も保たれていますよ。

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