寒い、眠い、だるいでダラダラしていると、あっという間に時間が経ってしまいます・・。
ということで、大分期間の空いてしまった、芸備線各駅紹介シリーズを。
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【向原(むかいはら)駅】
所在地:広島県安芸高田市向原町坂
広島から14駅目、43.0km。快速みよしライナー停車駅。
ホームは1面2線(+側線1本)、有人駅。
ICOCA非対応。
駅前には、路線バス(備北交通)が乗り入れるロータリーがある。
改札は階段を上って2階へ。みどりの窓口有り。
[駅周辺] コンビニ、銀行、郵便局など
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駅前ロータリーには、芸備線でも活躍した、C58形蒸気機関車の動輪が見られます。
プレートには「
山陽新幹線開業記念 向原町国鉄職員一同」と。
昭和中期はSLがバリバリ走っていたんですよね。
ホームへ降りて三次側を望む。向かって左側が三次方面、右側が広島方面となります。
右端に単独の島がありますが、今は使用されていないようです。何に使用していたのでしょう??
[追記]
写真右の島は貨物ホーム跡のようです。
向原駅以外にも複数の駅で貨物ホーム跡を見ることができます。
ホームへ降りて今度は広島側。一番左の線路が離れ島へと続いています。
広島から来た列車のみが使用していたようです。
かつて優等列車が多数運転していた名残か、少なくとも芸備線は三次までのホームは全駅6両停車対応されています。
以降に紹介する駅でも撮影しておきたいと思います。
さて、駅から県道の広島側へ向けて歩いていくと、面白いものが見られます。
列車指定の速度制限標識です。
恐らく、芸備線で後の絶たない鹿衝突対策のものだと思われます。1885Dは広島方面最終列車(※2010年時点)。
県道へ出て、広島方面に十数分程歩いていくと、
カタクリの自生地があります。春の初め頃が見ごろで、毎年多くの方が訪れるようです。
今日はまだ時期が早かったか、天候が今一つだったか、人はまばらでした。。
カタクリの里を管理する方が話されるには、花が鹿に食べられないよう対策をしているが、数は昨年より少ないとのこと。
期間中は「
向原カタクリ祭り」と題して、4/11まで開催されます。(例年4月前半)
[追記]
駅からロータリー側に降り、SLの動輪を左に少し上っていくと、2分程で、しょうぶ園が見られます。例年6月前半が見頃で、「
向原花しょうぶ祭り」も開かれます。
前述の、花しょうぶ園そばにある「大畝第二踏切」です。
上の「
19」は、駅間の踏切番号(連番)を表し、備後落合側から1番になります。確か、番号板の設置は3年程前くらいからです。
向原〜吉田口間は、広島から備後落合まででは最大数の踏切設置区間です。
また、駅から県道を三次方面に出て5分ほど歩くと、見え難いかも知れませんが、「
泣き別れ 分水界」の看板が見えます。
(写真は別の場所にある看板)
周辺の散策には範囲が広いのですが、時間があれば、是非立ち寄ってみてください。
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【
分水界とは?】(Webから一部抜粋)
地表上を水がどちらに流れていくか、水系の境目を表す。
向原では、ここへ降った雨水が、南は太田川へ北は江の川へ別れて流れて行くことを文字って、「泣き別れ」と表したらしい。
Wikipediaでは平坦な地形で見られる分水界の場所して、向原が取り上げられている。

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