今年も最終日まで記事を書くという。。
さて、今年1年芸備線関連では色々な方々にお世話になりました。
広島県立歴史民俗資料館での催しでは、芸備線の歴史を写真や実物を見ながら感じることが出来たなど、有意義な年だったと思います。
しかし、年々鉄道の衰えは隠せません。道路を推進した社会の影響もあるとは思いますが、やはり鉄道の運営のあり方、そこに疑問を感じる1年でした。
JR西には、今年頭にダイヤ改悪についての文句をぶちまけましたが、それだけでは何も変わりません。
自治体に協力を仰がないとどうにも進みません。来年早々、そこに対しても意見を出したいと思っています。
何のコネもない一利用者が出来る地味な事ですが、アクションを起こすことが先々の始まりです。
ではでは、今年の芸備線関連のおさらいをしていきます。
抜けている点もあるかと思いますが、ご容赦下さい。。
2011. 1.xx「
列車接近メロディ導入/列車案内表示機設置」
昨年末からビニールで覆われていた、列車案内表示機が稼動(正式稼動は2月1日)を始めました。接近メロディは恐らく芸備線オリジナルのようです。
列車案内表示機は、従来の黄色のバックライトが点灯し「ポー」と鳴るタイプから、「列車が入ります(通過します)」とメロディが流れるタイプへ置き換えられました。
なお、
安芸矢口・下深川・三次駅では、広島駅と似た系列の案内表となり、「種別/列車名/編成/遅れ/時刻/行き先」が表示されるタイプに置き換えられました。
2011. 2. 1「
SRC(小規模自動進路制御装置)運用開始」
自動進路制御装置・・信号や分岐器を自動操作するシステムの一つで、列車運行管理システムの一部。(Wikipediaより)
これにより、次列車の案内や遅延情報などが自動放送されるようになりました。芸備線、福塩線(一部)でも運用されています。
2011. 3.11「
芸備線からキハ47系最長編成列車、姿消す」
日本全国でキハ47系最長の8両編成(3両は回送扱い)で有名となった芸備線でしたが、この日を最後に8両での運転を終了しました。
この日は早朝から数名の撮影者が最後の運転を記録していました。
2011. 3.12「
大改悪ダイヤ発動」
日中30分間隔、狩留家以北の始発・最終便の繰上げ、三次便の狩留家分断・・・
年末に帰省した方以外でも、不満の声は多く聞かれます。JRの都合押し付けは、鉄道の不便さを越えたもので、不快極まりありません。
2011. 4.10?「
向原でカタクリ祭り開催」
安芸高田市向原町のカタクリ自生地で、カタクリ祭りが行われ、下向きに紫色などの花を咲かせる光景が楽しめました。
2011. 4.10「
芸備線 桜列車運行」
「備北の桜とスイーツ祭」に合わせた臨時列車が運転され、キハ47系2両編成が備後庄原まで運転されました。
2011. 4.18「
トンネル内で学生が列車と衝突する事故」
第一落合トンネル内で学生が列車と衝突する事故が発生しました。
トンネル内の衝突事故といえば、下深川〜中深川間のトンネル内事故を思い出します。今回のトンネル内進入は、故意的な立入りとの見方があったようで(実際は把握できていません)、残念なニュースです。
2011. 4.xx「
志和口駅に猫住み着く?」
時期が定かではありませんが、志和口駅構内での猫目撃談が多いようです。これも、猫といえば玖村のブームを思い出し、あまり良い気がしません。
くれぐれも回りに言いふらされることなく、自然な日常風景として続いてくれれば、と思っています。
2011. 6.10「
向原で花しょうぶ祭り開催」
向原駅そばの、花しょうぶ園で「花しょうぶ祭り」が開催されました。
芸備線カレンダーの「まくらぎの詩・2012年版」の6月分写真にも、花しょうぶ園と芸備線の写真があります。
2011. 7.23「
みよし市民納涼花火大会開催」
今年も「第22回みよし市民納涼花火大会」が開催されました。
残念ながら、今回は三江線馬洗川橋梁上での花火観賞はありませんでした。恐らく今後も運転は無いような気がします。
花火大会の足としては、広島〜三次間に臨時列車が運転されました。
2011. 7.24「
SETSTOCK'11開催」
23日・24日にかけ、庄原市の備北丘陵公園においてSETSTOCKが開催されました。
当初は、備後庄原までの臨時列車が運転するはずでしたが、
同日に組まれたバスツアーに客を取られてしまい、まさかのウヤとなってしまいました。
2011. 9. 2「
台風接近による、夜の運行打ち切り」
台風12号接近のため、2日夜から3日朝にかけ運転取り止めが発生。なお、台風は直撃せず県内で大きな被害は無かった。
2011. 9.16「
中深川駅ホームかさ上げ工事着手へ」
工期は11月15日までで、三次側から4両分のホームがかさ上げされ、駅名標などが更新されました。
2011.10. 7「
広島県歴史民俗資料館にて、"中国山地の鉄道"企画展開催」
中国山地の鉄道と題した企画展が、広島県歴史民俗資料館にて11月27日まで開催。
翌8日には特別講演が開かれ、芸備鉄道からの芸備線に至る歴史等について、2時間程の講演がありました。
2011.10.12「
狩留家駅ホームかさ上げ工事着手へ」
工期は12月20日までで、三次側から4両分のホームがかさ上げされ、駅名標などが更新されました。
2011.11.21「
広島県北部で震度5弱」
広島県北部で震度5弱、4が相次いで発生。
中三田〜備後落合で長時間の抑止・運休、土砂崩れ等の点検による徐行により、最大3時間の遅れが発生するなど、ダイヤが大混乱したが、沿線被害は無かった様子。
2011.12.16「
2012春のダイヤ改正発表〜交通弱者切捨てへ」
呆れるというか、怒りが峠を超えきってしまったというか・・。
三次〜備後落合間の始発・最終および日中のダイヤが削減されます。日中ダイヤは、木次線トロッコ列車の接続便としてのみの運転となり、平日は運転されません。
交通弱者切捨てのダイヤに踏み切った行動は、遺憾であり、強く抗議したいと思います。
総括「
地震に対する不安」
今年3月11日、東日本大震災が発生し、東北地方の方々を主に大きな被害を与えました。本来であれば、復興は地震・津波災害だけで済むはずだった話も、安全神話の崩れた原発事故とともに、根底から崩れました。
原発事故の影響で、セシウムが中国山地にも飛来したというシミュレーションもあるようで、影響は全国に広がっていますが、政府及び電力会社の甘ったるい体質だけが浮き彫りになり、抜本対策は中々進みません。
この事故に限らず、日本国民が政府に対して、立ち上がらないといけない時期にさしかかっています・・。
広島でも、11月から12月にかけ地震が発生しており、山口県の上関原発建設など不安要素が付きまとってきそうな感じがしています。
総括「
ローカル線の衰退を止めるには」
上述のとおり、今回三次〜備後落合(〜新見もですが)の扱いは悪化を辿りました。
JR西には期待できることはありません。沿線自治体が本気で立ち上がらなければならない時期になりました。
「
芸備線応援」のネットワークを来年はもっと広げていかねば、と思っています。
皆様のご支援をお待ちしています。
では、これにて今年最後のご挨拶といたします。
来年も当ブログおよびJR芸備線を宜しくお願いいたします。

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