旧可部線区間(可部〜河戸)電化延伸について、JR西日本と広島市が事業実施を合意したニュースからはや数ヶ月。
廃止のニュースに関心すら抱かなかった当時、旧可部線区間の姿が殆ど記憶になく、今改めて姿を記録しておきたいと思ったのでありました。
撮影しているとキリがないので、踏切を中心に2度に分け、沿線の現況をレポートします。
可部駅をすぐ出た西中野踏切から、北西に少し進むとこちらの看板。
「
この通路は、可部駅−河戸駅間の電化延伸時には撤去します」。つまり、これは廃止後に出来た通路であることを示すと思われます。(
元々通路では無かった)
私もここまでは、学生時代によく通っていた道です。確かに昔、ここは通路では無かったような気がしています。
可部陸橋をくぐった先にある踏切が、「国安第1踏切」です。道幅は広いほうではありません。
この踏切は、どうやら延伸後も踏切の扱いにはならないようです。再び分断されてしまうのでしょうか?
西に進み、広島北税務署やスーパー、ホームセンターの集う付近にある踏切。こちらは踏切名が確認できませんでした。。
延伸時に設定される「中間駅」はこれよりやや東に位置する場所になるようです。その際には、この踏切も復活することでしょう。
「四日市第3踏切」です。ここから旧河戸駅ホームが間近に見られます。
延伸後は駅ともに再利用されることはないようです。
さて、いよいよ旧河戸駅へ到着です。
「え?民家じゃないの?」と、先進むことを躊躇いがちですが、この先が旧河戸駅なのです。
可部駅から僅か1.3kmの場所に設置されていますが、小さな待合室とともにひっそりと佇む駅となっています。
ホームから可部方面を望みます。手前の朱色っぽい箱はきっぷ・運賃回収箱です。
待合室はフェンスで覆われていますが、達筆な「河戸駅」の駅名板が置かれています。
後編では、これよりもう少し西になる終着駅予定地までをお送りします。

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