気動車魂〜頑張ろう芸備線〜

廃止報道から、様々なメディアが取り上げるようになった三江線。

ネット上では例の如く、当事者のカケラも無いお方が失礼極まりない大口を叩いたり、ある程度名が知られる方が煽りを増長させるような発言をするなど、無意味な争いを生む光景が見られるのが残念というか、それで満足を得ているのかと思うと・・

さて、気を取り直して、今年も「INAKAイルミ」を楽しみに、芸備線を経由し宇都井駅へと向かいました。

本当は朝から浜田へワープし、江津から早めに現地入り・・という思惑を描いていたのですが、現実はそのような夢を粉々にしてくれます（白目）

広島15:00発の芸備線からだと、三次駅でスムーズに乗り換え出来ますが、乗り換え時間が短い為、1本前の三次・府中行で三次入り。

この時間はキハ120空間が満々なのですが、その中でこの看板を発見。
1858D専用の停車位置目標です。1858Dはキハ40＋キハ47×2編成ですが、ホーム上でキハ40とキハ47は切り離され、それぞれその後の運用に就きます。


INAKAイルミへの移動に便利（というよりこの便しかない）な列車は、今年も2両編成。去年と反対方向からのアングルです。。


三次発車時点ではおおよそ半分程度の乗車率でしたが、途中の口羽駅で恒例となった大量乗車があり、多くの客で賑わいました。
なんといっても、宇都井駅停車直前、トンネルを抜けた先に見える眼下のイルミネーションには、やはり感動を覚えざるを得ません。


今年も幻想的な雰囲気を醸し出していました。
100段以上もの階段を降りた地上では、来年の開催に向けてカンパの樽募金がありました。
当然、来年もここに来たいですから「ええい！」と少ないながらもカンパさせてもらいました。


昼間に少し雨が降ったせいか、足場はあまり良くありませんでしたが、今年も三脚に頼ってそれなりに満足する写真が撮れたと思います。


このアングルは出来れば駅から見下ろした方が、全景が良く見渡せますね。
写真右にはイルミマンの移動軌跡が見えます。
（イルミマンをまともに撮るには、数秒間微動だにしないでと言うしかない至難の業。。）


色々なアングルを探りながら移動していましたが、時間を使いすぎてしまい、狙いのA級グルメ屋台には辿り着けませんでした。。。


風景も良いですが、その地のグルメというのもこのような機会には是非味わっておきたいものです。
来年こそは早入りしたい・・

[今回の行程]
キハ120 322/1832D→キハ120 313：三次/432D→キハ120 313：宇都井/433D→キハ47 38：三次/1881D

2014年はこちら

個人的に、芸備線の撮影に欠かせないのが「踏切」です。

踏切鉄という属性もあるんですかね？
私としては、あくまで風景の一部として踏切というものを撮影しているつもりです。

さて、今年9月から工事が行われている、芸備線の上三田〜志和口間「無連地第2踏切」について近況をレポートします。

まずは秋の風景から。
ちょっと紅葉のタイミングを逃した感がある例年の構図（狩留家〜白木山）ですが、先頭が広島色だったので良しとしましょう。


季節感を感じた風景を見つけたのでもう1本試しに撮影。
柚子と柿とススキ（＋鉄道標識）が1枚に収まるなんともオトクな構図でした。
車体は切れますけど・・


列車を撮影した後は志和口方面へ移動。
目的は「無連地第2踏切」の工事を見るためです。

前回9月の訪問時より、踏切周辺の設備が姿を現してきました。
まだ、遮断機自体の設置は見られません。


写真のダンボールで覆われている部分は、非常ボタン操作器と書かれていました。
黒いビニールで覆われた部分は、SOSボタンの案内板とかでしょうか。
そういえば、このあたりにお地蔵さんが置かれていたような気がしましたが、工事の為に撤去されたのでしょうか。


踏切事故現場付近は、現在もなお長めの警笛を鳴らしつつ列車が通過していきます。


良く見ると、写真右に「南無阿弥陀仏」と書かれた石位牌(?)とお地蔵さんが佇んでいることに気づきました。
どうやら、工事の際にこちらに移動したものだと推察されます。

この場所は、事故前からも何度か撮影に訪れていたので、1度手を合わせておきました。


昔はこの辺りで横断中の馬や牛が列車と衝突していた時代もあったそうですが、今や生活道の一部として踏切は存在しています。

命というものは尊いものです。
遮断機を設置すれば事故が起こらないかといえば、必ずしもそうではありませんが、踏切事故防止キャンペーンも行われている11月、改めて踏切の横断時は前方・左右の確認を怠らないよう注意しましょう。

キハ28/58での運転が終わり、暫く乗車から遠のいていましたが、今秋は紅葉も楽しみたく、一路岡山へ出掛けてきました。

生憎の天候ではありましたが、美作滝尾駅の70周年記念碑。
横のモミジも良い感じに色付いていました。
100円で振舞われた芋汁も美味。確か甘酒もあったような。


続く美作加茂駅。
奇跡的に陽射しが当たり、3両編成の撮影に好条件でした。


同じく美作加茂駅。
構内にある銀杏がとても良い色を出しており、この駅で交換するキハ120とうまく絡められました。
以前のような幕回しのサービスはありませんが、秋はこの交換風景を是非撮影すべきですね。


美作河井駅。こちらも蕎麦やカラアゲなどの誘惑がありますが、今回は「とろろ汁」を一度食べてみようと思っていました。
ネバネバ感を出した写真が良かったですかね。。食レポも練習せねば・・
絶妙な味付けにとろろと絡む麦ご飯（？）。
いやあ、もう一品何か欲しくなりましたね。


今回も列車は鳥取県へ入った最初の駅、那岐駅での折り返しです。
ここでも100円でカニ汁がふるまわれており、地元の子どもさんによる演舞も楽しめます。
個人的にはこの駅から撮影すると紅葉と良い感じに絡められるので、外せません。
ちょっと赤い色が足りない気もしましたが、程よい紅葉を見れました。


帰りは美作加茂駅で餅まきのイベントがあります。
今回は5袋もゲットしたのですが、翌日食そうかと室内に置いていたら、一晩でカビてました。。orz

スローライフ列車は、キハ47系での運転に変わってからも、車両だけでなくグルメの面でも楽しめますので、是非訪れてみてください。
ただ、帰りの津山から岡山行の接続が悪いのを改善して欲しいと毎回思うのですが・・・

以下オマケ。

エヴァ新幹線を広島〜岡山間乗車しましたが、停車中に撮影するのは難しいですね。。
車両全体を撮らないと塗装が今一つ伝わらないです。
初日は沿線のマンションや道路から多くのカメラマンの姿を見ることが出来ました。


[今回の行程]
キハ47 1101→527-7003※エヴァ新幹線/こだま730号：広島→キハ47 64/948D：岡山→キハ47 1038/9624Dみまさかスローライフ：津山→キハ47 1038/9625Dみまさかスローライフ：那岐→キハ40 2049/961D：津山→モハ116-103/快速サンライナー3735M：岡山→クハ115-336/383M：福山→725-7613/こだま757号：三原→キハ47 95/1884D：広島