いよいよ11月突入、今年も残り2ヶ月となりました。
すっかり秋が深まり・・とは中々感じ難い季節感なのですが、冬並みに冷え込む日もあるようで。
さて、11月となった所で今年もう1度乗っておきたかった、「奥出雲おろち号」へ乗車する機会がありましたので、さらりとレポートしていきます。
当然ながら、芸備線で三次へ向かい、三次からは
臨時普通列車8354Dを利用し、備後落合へと向かいます。
8354Dの運転日と奥出雲おろち号が接続するのは、今年は
11月5日が最後ということで、直前に乗る機会が出来たのは運が良かったと思います
備後落合駅で奥出雲おろち号を横に、折り返し三次へ向かう8357D列車。
よく見ると奥に機関車を撮影されている人がおられましたが、お客さん!そこは「
立入禁止」のフェンスの向こう側でっせ。
奥出雲おろち号の乗車機会を狙っていた目的の1つはこちら。
「
木次線開業100周年」特別HMの装着です。(大正5年10月11日開業)
といっても、100周年なのは
宍道〜木次間なのですけれど。
例年、秋のおろち号は大半の方が控え車に乗られますが、意外とトロッコ車両にも人がおられました。
ただ、やはり標高が高くなると風が冷たいと感じるときもありますが、
自然の風を浴びられる心地よさのほうが勝ります。
出雲坂根にてタラコ色の備後落合行を見送り、機関車の撮影です。
今回は
DE10 1161が牽引していました。
機関車側のHMは鮮やかなデザインとなっており、これも記録できて良かったです。
添乗員さんもお話されていましたが、今年は例年に比べ紅葉が遅く、本来ならばもう少し鮮やかな色付きが見られるところでしたが、今一つといった感じでした。
今年のおろち号乗り収めとして、もう1つ楽しみにしていたのが、駅蕎麦です。
いつも駅ホームから蕎麦を受け取る方々の光景を見ていましたが、今年は食べてみたいと思い、当日朝に注文しておきました。
木次線沿線で駅そばと言えば、
八川と
亀嵩がありますが、今回は亀嵩で注文してみました。
ちなみに当日は、私以外にもう1組だけ注文された方がおられました。
八川の蕎麦は
730円、亀嵩の蕎麦は
500円ですので、食べ比べも面白いかもしれませんね。
今回も広島側へ折り返すために出雲三成でお別れです。
蕎麦は出雲三成駅停車中(20分)に平らげました。
そういえば、駅前のポプラが閉店していたのが、ちょっと残念でした。
出雲三成からキハ120で備後落合へ折り返し。
同列車に恐らく木次線に初めて乗り鉄される方がおられ、それを察知してか、運転士さんがスイッチバックの説明や三井野大橋が見えるポイントでは、通常よりさらに速度を落として運転され、まさにこれが
神対応というのかと。
備後落合に戻りましたが、三次行きに乗られたのは木次線から降りた方のみ。
乗客の方が運転士さんと三江線と絡めて、利用者が少ない現状について会話されていました。
運転士さんが最もこの状況を身近に感じており、また三江線廃止前の駆け込み需要に複雑な心境である感がなんとなく汲み取れました。
今年のおろち号乗車はこれでおしまい。
本当はもう1つ、備後落合〜出雲横田まで車販で乗られる方にもお会いしたかったのですが、こちらの実現は叶いませんでした。
おろち号も車両の耐用年数がそろそろ限界が来ているという噂も聞こえます。
是非来年も、芸備線8354D経由の乗り鉄にこだわりつつ、1回でも多くローカル線の支援機会を見つけたいと思います。
※広島側からのおろち号乗換時刻については、トップ記事にPDFのリンクを張ってますので、そちらも参考にしてみてください。

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