気動車魂〜頑張ろう芸備線〜

広島駅改良工事のレポートです。

3月のレポートで触れた、広島駅の橋上駅舎開業が5月28日に迫り、前日（27日）と当日（28日）の様子を収めてきました。

まずは前日（27日）の様子から。

南口改札です。
これでもかと言うほど、あちこちに翌日28日から「1F改札の閉鎖」となる旨の告知が貼り出されています。


一方、2Fの2/3番乗り場〜4/5番乗り場の間に、「中央改札口」なる新たな通行路が目前に迫っていました。


そして翌28日・・・

いよいよ、新玄関口の使用開始を迎えました。
同時にここから新幹線口（北口）への自由通路も利用可能となりました。
（地下道はこれまで同様に利用可能）

南口から改札へのアプローチは、南口地下広場から上がって、そのまま2Fへ真っ直ぐ進む道になります。


1F南口改札はこの通り、通行不可となりました。


1F南口改札の正面に見えていた、列車時刻案内はこの通り消灯しており、その役目を終えました。


橋上駅として開業初日、当然の事ながらあちこちで出口へ誘導する係員が声を上げていました。
「中央出口」の案内と「トイレ」の方角が明記されています。
（1番ホームよりの1Fトイレは、同日から使用停止となりました）


こちらが28日から使用開始となった「中央改札口」。
なんと14レーンもの改札が広がります。


有人改札側には精算所として、清算機が3台設置されていました。


中央改札横の自動きっぷ売り場。
こちらは、1F南口にあったタイプと同形が10台設置され、以前の7台から追加されているようでした。


こちらは新幹線口の改札寄りにあるきっぷ売り場。
1F新幹線口にあったタイプと同形が13台設置され、橋上化前にはあちこちで券売機が点在していたものが、ここに集約された形となりました。


また、券売機上部にはこのように新幹線指定席予約状況を示す液晶モニタが新設されていました。


中央改札口は、自由通路側はまだ暫定開業であり、今年秋頃と見られる全面開業に向け、テナント等の商業施設がこれから徐々に姿を見せていくものと思います。

個人的に今はまだ変化の実感が薄いですが、全面開業後は「変わったなあ」と大いに実感する光景が広がっているのだと思います。

一個人として芸備線を支援するには何が出来るか・・
と考えて購入した三次までの回数券。

三次から先に続けて乗る場合も、三次からの運賃を払えば引き続き乗車できます。
また、途中駅で下車することも出来ます。
（その場合は、下車駅で残り区間の乗車権利を破棄することになります）

と前置きはこれまでにして・・
回数券を買っておくことで、1回分の運賃を得した上に、三次より先の駅も訪れるキッカケが作れるというものです。

この度は、そのキッカケから下和知〜山ノ内間を徒歩散策してみることにしました。

今回は三次〜備後落合の予定臨の運転日を利用しました。
天気は快晴。


下和知から山ノ内間は、国道183号から離れる代わりに中国自動車道が付近を通り、道中で芸備線とクロスします。
ルートとしては、極力沿線を通りつつ全8箇所の踏切を撮影して回る経路を取りました。（約6km）


よく撮影写真に現れるのがこのポイント、和知八幡神社の鳥居です。
この鳥居と八幡神社の間に芸備線の線路があり、「宮」踏切がすっぽり入る構図になっています。


名称をメモし損ねましたが、この橋梁が三次市（和知町）と庄原市（尾引町）の境となっています。


ここから木々の深まる地点を通り抜けていきます。


まるで別世界のような草原を横にしつつ進むと、中国自動車道が見えてきます。
次の「七塚原SA」を示す予告看板（2km前）も見えます。


ここを右折し、再び芸備線沿いを歩きます。
線路の奥には中国自動車道が見えますが、辺りは緑に囲まれており、人とすれ違うこともありませんでした。


更に先に進み、田畑が広がってくる光景を目にしていると、356D列車が追い抜いていきました。


折角なので、続く8357Dも撮影することに。
別のポイントも考えましたが、ここまでで既に足が疲弊しており、暑さもあいまって同じ地点で。。


約2時間かけて、隣の山ノ内駅へ無事到達できました。
駅のシンボル大銀杏は、この時期濃い緑色です。


これが紅葉の時期になると、幻想的な風景を見せてくれます。
是非、皆さんにも一度見てみて貰いたいシンボルです。

ここ暫くご無沙汰していた「みまさかスローライフ列車」。

今年は運行10周年ということで、ちょっと沿線から一度撮ってみようと思い、遠征してきました。


津山到着後、スローライフ列車の30分前に発車する定期列車で先回り。


加茂川橋梁を走行するスローライフ列車、沿線では初撮影です。
美作滝尾駅が近いということもあり、周辺ではあちこちに撮影者を見かけました。


美作滝尾駅に停車する列車。
一度このアングルから撮ってみたかったのですが、緑の多い中、朱色が映えますね。


駅ホームから、線路を跨いで反対（手前）側から撮影する方が多いことで、それ以来はこのように係員が立つようになりました。

沿線撮影の方は、基本的に列車到着後そう時間を空けず、次の撮影地に移動されるので、私のようなその場ぽっきりの撮影側はまったり撮影できます。


スローライフ列車に合流し、次の美作加茂駅へ。

以前は、美作加茂駅で復路スローライフ列車から定期列車へ乗換えが出来ましたが、今は出来なくなりました。
今回は時間の都合上、スローライフは復路の美作加茂駅まで。


津山駅から岡山へ向かう乗換列車までは時間があった為、今回は高速バスを利用してみることに。

元々この路線は、津山駅に停留所が設定されていなかったようですが、この度、停留所の設置を記念して、運賃も片道800円（平成30年3月末まで）となっています。


一つ注意しておくと、「高速バス」といっても、この路線には高速道を経由する経路がありませんので、所要時間は列車と大差ありません。
交通費を節約したい方は、バスのほうがオススメですかね。

それにしても、このスローライフ列車があれよあれよと10周年。
沿線の力なしに、ここまで継続出来ないでしょう。
芸備沿線民としては羨ましい限りです・・。

芸備沿線も地点・地点では活動があるようですが、1路線が実質3区間に分断されている事情（＋JR広島支社の事情も？）があってか、中々纏まった盛り上がりに繋がらないんですね・・

5月を迎え、徐々に芸備線沿線の山々の緑が深まっていきます。
芸備線沿線に限らずですが、この頃になると鯉のぼりが泳ぐ光景を見ることができます。

広島色の運用もあいまって、連休中を利用して沿線へ出掛けてきました。
拙い写真ですが、よろしければご覧ください。

まずは、広島色と鯉のぼりから。
春の桜に続き、鯉のぼりと広島色も今年で見納めです。


キハ120との絡みでは、うまく風が吹いてくれませんでした・・


雲一つない青空の下、三篠川沿線沿いを移動。
山緑の濃淡がよく分かるポイントです。


何ヶ月ぶりか、昨年9月以来（？）なレノファ列車を芸備線沿線で収めることができました。


同じポイントで広島色も。


白木山付近で毎年恒例となっている、三篠川にかかる鯉のぼり。
付近が工事中で立ち入れなかったこともあり、ちょっとイマイチなアングルに終わりました・・


水鏡狙いで訪れたポイントですが、雲が良い感じに乗っかってくれました。


こちらも雲がそれなりに出ていたお陰で、良い感じの1枚になったと思います。


GW期間中は、沿線で撮影される姿を比較的多く見かけました。
季節の移り変わりを列車の撮影とともに楽しめる、芸備線沿線へ是非お出かけください。
これからは、田んぼへの水張りから田植えの光景が広がっていきます。

※できれば列車での訪問もお願いします！