豪雨災害発生から344日目となった6月14日、JRの運転計画が更新されました。
今回のリリースでは、2つのポイントがあります。
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三次〜狩留家駅間
運転再開時期の具体的時期の公表(10月下旬!)
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中三田〜三次間
徐行区間の撤廃(一部除く)によるダイヤ改正(8/22〜)
第1三篠川橋梁を跨ぎ、狩留家〜白木山間を含む全線復旧の見通しが、「2019年秋」から「2019年10月下旬」と、具体的な時期がついに公表されました。
但し、「梅雨や台風などで被害を受けないこと」が前提です・・
まあ、当然のことですが、高いハードルですね。
では、6月に入り、
第1三篠川橋梁の復旧工事状況の最新レポートです。
工事用仮設道路の撤去が進み、三次側から3本の橋脚(橋台)の間に川の流れが出来ています。
残すは広島側1本の橋脚(橋台)です。
広島側から2本目の橋脚(橋台)〜左岸が欠損した範囲には、多くの土嚢が積まれています。傾いた電柱はまだそのままです。
6月中旬にようやく広島側最後の橋脚(橋台)が姿を現しました。
何かの彫刻かくらいに、複雑な形状をしています。
さて、第1三篠川橋梁以外でも、着々と復旧工事が進展しています。
第1三篠川橋梁から狩留家駅方面、最初に現れる柳瀬踏切付近では、枕木交換が行われていました。
この先、狩留家駅手前数百m付近まで交換完了していました。
こちらは、川沿いの道路が被害を受けた、上三田〜中三田間です。
流石に外から状況が確認できないので、走行中の列車から観察。
線路沿いに、交換用のPC枕木がずらりと並べられています。
続いて、第3三篠川橋梁そばの右岸。
欠損した堤防の対策工事は行われていますが、このように川の流れを区切るようにしています。
まとまった雨が降ると、この区切りの高さは超えていきそうですが・・
第2三篠川橋梁、被害が大きかった左岸側の写真です。
志和口で被災した3両のうちの1両、
キハ47 148が車体をピカピカにして走り掛けていきました。
梅雨入りが例年より遅れる見込みということで、今年の梅雨が果たしてどういう雨をもたらすのか、不安は尽きませんが、芸備線沿線は復旧に向けて、着実に工事を進めています。
なんとか大きな災害なく、梅雨を乗り切っていってほしいものです。

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