2020年3月の完了予定で進んできた
備後庄原駅周辺整備事業ですが、このたび庄原市交通交流施設(
備後庄原駅舎改築工事)が、ついに10月5日から利用開始の運びとなりました。
※過去の写真を掘り起こしてみました・・
2011年4月
2016年5月(第6回庄原駅前フェスタ)
2020年10月現在、備後庄原駅前道路の整備状況です。
道路部分の整地は進んでいますが、歩行者道路が無いなど、まだ時間は掛かりそうです。
利用開始前日、
庄原市交通交流施設(備後庄原駅舎改築)の見学会に参加してきました。
門構えはそのままですが、
全体的にレトロ調をイメージした雰囲気になっています。
(「大正風」と一応言われているようです)
駅前はバスロータリーが整地されていますが、10月時点ではまだバスの乗り入れはされず、来月以降が計画されているようです。
ここがJR窓口と新設された待合室です。
ここもレトロ調な空間となっていますね。
手前には自動販売機があり、奥にはコンセント付のデスク(3人掛け)とPASPYチャージ機が設置される予定とのことです。
元々待合室だった空間は、多目的スペースに代わりました。
どちらかというと、
ここを待合室の空間にしたほうがいい感じな気がしますが、やはりバスターミナル利用者目線のほうが強いのでしょうね・・
(先ほどの待合室から外を見ると、バスロータリーが一望できます)
で、JR側ですが
上家が撤去され、物寂しいホームになっていましたが、カープ選手の人形が新設されていました。
※左から、前田智・?・菊池・田村恵
見学会も終わりに近づいていた頃、
関係者の会話が耳に入ってきまして、どうやら市民の
高齢者の方から「(列車を)ホームで待ちたい」という声が上がっているそう。
上家を撤去したタイミングで、
椅子もホームから撤去されてしまったので、どう配置できるかをああだこうだと話されていましたが、最終的には安全的に待合室で待ってもらうことになりそうに聞こえました。
待合室で待つのは、夏や冬には良いかもしれませんが、いかんせんホームが視界から外れてしまう構造になってしまうのが欠点です。
写真のとおり、待合室の一番前に座っていれば、列車やホームが見えますが、それ以降はきっと見えません。
列車接近音も鳴る構造ではありますが、お年寄りには音より視野的なほうが安心感があると思います。
ホームに人形を設置したところで、
それが利用者の直接的な増加には恐らく繋がりませんから、地元を中心に鉄道利用者の満足度を上げることが大事だと思いますが、ちょっと先ほどの問題が高齢者の方には残念なのかな、と個人的には感じました。
勿論、改築工事でトイレもきれいになり、多目的トイレも新設。
快適な空間で待てるようになるのは、一般的には嬉しいことでしょう。
課題には継続的に改善を模索していってもらいたいですね。

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