6月3日、JR西日本から「
木次線トロッコ列車:奥出雲おろち号」の運行について、
2023年度を最後に運行を終了する内容のニュースリリースが発表されました。
報道によると、
「
6年ごとの全般検査で整備を続けても、安全性を維持することは困難」が判断理由とのことです。
前々から備後落合の永橋さんの話を聞いてからは、遅かれ早かれ運行終了のアナウンスが来ることは想定はしていたものの、やはり実際に発表されると「
ついに来てしまったか」と心苦しく思います。
牽引機関車を除く客車の製造、検査状況は以下の通りです。
(2021/5乗車時確認)
・新潟鐵工昭和45年:スハフ12 801【控車】(全検H30/3)
・富士重工昭和53年:スハフ13 801【トロッコ】(全検H28/2)
上記の
スハフ13は、6年を足すと全般検査が今年(R3年)となるため、スハフ13の全検は通すが、スハフ12の全検は通せないということなのでしょうか。
ともあれ、決まったことですから、運行終了まで出来るだけ多く乗って&食べて&撮って思い出を積み重ねたいと思います。
この機会に、
自身過去の乗車記録を振りかえってみると、芸備線内で災害が幾度か発生し鉄路が途絶えた期間がありつつも、
奥出雲おろち号には、2006年から毎年乗っており、今年で計23回乗車しておりました(驚)。。
そういえば、昔同じ4人掛けのトロッコ車でご一緒した方とお話をする機会があり、1年に2回乗ることもあったと話すと、とても驚かれていたことを思い出します。
この列車の一番のインパクトである、
トロッコ車両ということ。
芸備線から乗り継ぐ
ローカル線を沿線グルメとともに楽しめる。
様々な沿線の方との出会いがある・・など私が取りつかれる魅力を沢山もっていた観光列車だと思います。
当初は、芸備線(広島側)から容易に乗り継ぎできていたものが、利用者減により今や接続が途絶えています。
(平日は三次・庄原・西城経由し路線バス乗継でなんとか、土休日は前泊または高速バスを使い部分乗車は可能)
2007年に広島駅でトロッコ列車の展示会があったこと、芸備線を客車2両を足して臨時として走ったことも懐かしいです。
今更ながら、
広島側からの接続が無いのは何故だ、という声が聞こえてくるのも寂しいことですが、もし昔に「乗りたい」と思っていたのであれば、その時に乗るべきであっただろう、と乗車に限らず撮影においても、一期一会の大事さを訴えたいと思います。
過去に同じ思いで、JR西日本へ(定期)接続列車の継続を要望した記事のリンクも貼っておきます。
→
「(2013/4)広島側からの奥出雲おろち号利用について」
木次線としても、このトロッコ列車を失った後を考えると、やはりこのままでは人が来なくなってしまうという危機感はあると思います。
かといって、人口減少やコロナのダメージを考えると、非常に高いハードルが待っているかと思います・・
ここをどうしていくかは、今後を見守っていくしかありません・・。
頑張ろうローカル線。

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