2009/10/6


 関の尾の川 おうけつの群 (せきのおのかわ おうけつのむれ)

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宮崎市内を流れる大淀川の支流となる庄内川は、関の尾の滝(都城市)があることでよく知られています。
幅40m、落差18mの大滝と、男滝、女滝の3滝からなり、日本の滝100選にも選ばれている名瀑布です。
甌穴群はその滝の上流にあり、奇観という点においてはむしろこちらの方だと言ってもよいでしょう。
甌穴(おうけつ)とは、川底や河岸の岩石面にできる円形の穴で、別名「かめ穴」とも呼ばれています。
約11万年前に形成された火砕岩の一種である溶結凝灰岩が河床にあり、岩の割れ目が水流による浸蝕のために窪み、そこに砂や小石などが流れ込むと渦を巻く状態となり、その回転が長い年月をかけるうちに丸みを帯びた円形の穴を形成していったものです。
一帯には数千個の甌穴があるとされ、数センチのものから大きいものでは直径3mにも達する穴が存在します。
その規模は世界にも類がないとされる貴重なもので、国指定天然記念物に指定されています。
基本的に大半が水中にあるもので全貌を見ることは難しいですが、水面近くの岩々にも丸く窪んだ箇所がいくつもあって見ることができます。
特にお勧めの見ごろは田植えの時期の5〜6月で、庄内川の水を田圃に引くため水位が下がり、普段水に隠れて見えない甌穴も姿を現します。
川幅いっぱい、上流まで続く甌穴群は、現在もなお浸蝕を続けています。

ひと夏ブログを放置していた。
前回の投稿が7月16日、タイトルがまた「梅雨明け」とは皮肉めいていて、我ながら何をか言わんや…である
向日葵は焦げ尽き、蝉は啼き尽き、秋が日々深まっている。
再開しよう。たとえ間遠でもコツコツと
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2009/7/2


 すべて県民 百十万 (すべてけんみん ひゃくじゅうまん)

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かるた発行当時の昭和30年に7市8郡だった宮崎県の自治体は、現在9市8郡(30市町村)に変わっています。
当時114万人とあった人口を宮崎県の推計人口と世帯数で見てみると、今年6月1日現在で113万2028人となっています。
55年でほぼ横ばい状態と言っていいでしょう。
しかしながらその内容を年代別に見るなら、おそらく少子高齢化を反映して大きな変動があると思われます。
各自治体はどこも、独自に地元の素晴らしさをアピールして移住希望者を募っています。
太陽と緑の宮崎県に興味のある方は宮崎ふるさと暮らしリサーチで。
我が田に水を引くようですが、とりわけわがふるさと県北の延岡市高千穂町日之影町五ヶ瀬町へぜひともアクセスを!
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2009/6/12


 椎茸木炭 日向の宝 (しいたけ もくたん ひゅうがのたから)

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豊かな自然に恵まれた宮崎県には数々の名産品があります。
東国原知事効果で完熟マンゴー地鶏宮崎牛など全国的に知られるようになりましたが、しいたけ木炭は古くからの特産品でした。

宮崎県の乾しいたけは、隣県大分と並んで品質・生産量ともにトップクラスです。
江戸時代の古い書物「日本山海名産図会」には「日向の産を上とす。」という記述があるそうです。
しいたけは乾燥させることによってグアニル酸という有効成分が多量に生まれ、 この成分は昆布などのうまみの素であるグルタミン酸と合わせることによってさらに美味しい味になり、さまざまな料理に用いられています。
このうまみ成分を充分に引き出すには、時間をかけてじっくり戻すのがコツです。
やむを得ない時、砂糖少量を加えたぬるま湯に浸し、ラップを掛けて電子レンジで2分程度加熱する方法もありますが、より美味しく調理するには冷蔵庫で5〜8時間掛けてじっくり戻すことをお奨めします。
保存方法は外気に触れないようにして冷蔵庫に入れておくのがベストですが、密閉容器に入れて冷暗所で保存すれば大丈夫です。
日照時間が長く温暖な気候の宮崎には「干す食文化」があり、他に切干大根干しタケノコなどもあります。
http://www.nhk.or.jp/miyazaki/reshipi/yasai/siitake/index.html

木炭づくりも昔から宮崎県の山間地域で盛んに行われていました。
時代が変わって需要は減っていますが、そのぶん品質にこだわった上質の木炭は現在も生産されています。。
特に美郷町北郷区の「宇納間(うなま)備長炭」は、関東・関西の高級料亭などで珍重され、全国でも有数の生産地となっています。
木炭の原材料は主にナラ、クヌギ、カシ等です。
炭窯の中で空気を絶って消火する「黒炭」と、炭窯の外に出して消し粉をかけて消火する「白炭」に分けられ、備長炭は白炭に属します。
ちなみに宮崎県は和歌山県に次いで全国2位の白炭生産地です。
炭火温度その他特性の違いで用途が異なり、黒炭は家庭用燃料や暖房用、バーベキューや茶道で使われます。
白炭は炭質が硬く着火しにくいですが、着火後は均一で安定した火力を長時間保つため、焼き鳥やうなぎの蒲焼きなどで用いられています。
焼き鳥を例にとっても、炭の良し悪しで味や食感に格段の差が出るそうです。
宮崎地鶏の炭火焼きが美味しいのは、地元の高品質の炭を使っているからでしょうか。

折りしも今週末、六本木ヒルズで日本列島まるごと祭り 第1回『宮崎県』が開催されますす。
古くからある特産品、新しく加わった郷土食、伝統の文化芸能を体感しにぜひともお出かけください。
   http://www.marugoto-miyazaki.com/contents.html#outline

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2009/5/18


 さくら咲いたよ 牧馬と母智丘 (さくらさいたよ まきばともちお)

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かるたには「諸県郡(もろかたぐん)にある二つの市」と記されていますが、牧場(まきば)は小林市細野、母智丘(もちお)公園は都城市横市町になります。
(「まきば」がかつて「牧馬」の表記だったのか小林市観光協会に問い合わせたところ、そのようなことはないということで誤植と判断しました。)

牧場の桜は、1908年(明治41年)に国立種馬所(しゅばしょ)がこの地に軍用馬を育成するための分厩(ぶんきゅう)所を開設し、その時植樹されたものがはじまりでした。
昭和初期までは約2Kmの桜並木が続き、「軍馬の桜」として九州一の桜の名所と謳われ、当時は遠く門司からの花見列車もあったほどの盛況だったそうです。
終戦後軍用馬育成は廃止され、地元の商工会議所はこの桜の名を「軍馬の桜」から「まきばの桜」へと変更しました。
昭和30年代には桜の多くが寿命を迎え、市や市観光協会などによって補植や植え替えが重ねられ、ピーク時は3,000本を超えていました。
しかし連作を嫌うソメイヨシノは思うように育たず、いつしか老木と若木だけの寂しい姿になり、毎年行われていた桜まつりも1973年に中止となってしまいました。
1985年、市は「まきばの桜」を復活させようと再び植樹、土壌改良等再生に取り組み、昨年35年ぶりにに「まきばの桜まつり」が復活しました。
まだまだ若木ですが、ドライブしても延々続く桜のトンネルは見事です。
http://www.miyazaki-cci.or.jp/kobayashi/gazou/H20_gazou/H200403_makiba/makiba.html

母智丘公園の桜は「日本さくらの名所100選」に選ばれており、ソメイヨシノ、ヤエザクラ、ヤマザクラなど約2600本を数えます。
こちらは1869年(明治2年)、母智丘神社を建立した当時の都城地頭三島通庸が植えたのがきっかけで、1927年(昭和2年)にさらに1000本が寄進され、現在に至っています。
神社は丘の北端にあり、その参道の約2キロが桜並木になっています。
大木が狭い間隔で花のトンネルを形成し、圧倒される美しさです。
トンネルを抜けながら見上げる桜も一興ですが、神社から眼下に広がる桜の帯は圧巻です。
http://www.yado.co.jp/hana/miyazaki/motio/motio.htm
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2009/4/23


 古墳でゆかし 西都原 (こふんでゆかし さいとばる)

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宮崎県のほぼ中央に位置する西都市。その市街地の西方丘陵に、東西2.6Km、南北4.2Km、(東京ドーム233個分)にわたって日本最大級の古墳群「西都原古墳群(さいとばるこふんぐん)」があります。
大正元年(1912年)、日本で初めて本格的学術調査が行われた地としても有名で、昭和44年(1969年)迄には、わが国第一号の風土記の丘(西都原風土記の丘史跡公園)として、古墳と自然が調和した歴史的景観を維持保存する為の整備が行われました。
これまでの発掘調査で、3世紀半ばから7世紀前半に築造されたと推定されています。
前方後円墳、円墳、方墳、地下式横穴墓、横穴墓など、311基のさまざまな古墳で構成されていますが、古墳の大部分はいまだに発掘されておらず、多くの謎を残しています。
 
詳細は「特定史跡公園・西都原古墳群」のサイトをご覧ください。
http://www.mppf.or.jp/saito/

加えて西都原は花の名所としても有名で、春は30万本の菜の花、2000本の桜、秋のコスモスは300万本と九州最大規模で、多くの観光客が訪れています。

現代ひむかかるたでは『こ』で詠まれています。
http://www.miyazaki-c.ed.jp/himukagaku/karuta/ko/index.html
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