2015/10/16

あおによし  

クリックすると元のサイズで表示します14日。早朝に目覚めたので一人で奈良公園の散策に出かけた。
駅前からバスに乗り、広い芝生と鹿が見えてきたので適当に下車。
午前7時過ぎなのにすでに観光客がいる。
最近のマイブームはYouTubeで外国人の日本旅行動画を見ることだが、美しい風景や美味しい和食、クールなお土産などに感嘆しているのを見ると我が事のようにうれしい。
その中で奈良公園の鹿にせんべいをあげる光景も何度も見た。
地獄谷温泉の猿も、どこかの島の猫もウサギも確実に「おもてなし」に一役買っている。
芝生を横切って東大寺南大門に着いた。
金剛力士像の吽形は修復中で、プリントしたカバーが掛けてあった。
中門から先が有料だが何人もの観光客が入っていく。
せいぜい9時あたり開門と思いきや、4月〜10月は7時半から拝観できるという。
時計を見ると8時近い。8時半に朝食と決めてきたので出直すことにしてホテルに戻った。

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                         朝の奈良公園
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                         東大寺南大門
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                         東大寺中門

クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します  クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します      南大門の金剛力士像(阿形)/吽形は現在修復中/中門の多聞天/持国天

午前10時にチェックアウトして近鉄奈良駅に向かい、そこで橿原市へ行く夫と別行動になった。
夕方5時前後に京都で落ち合うことにした。
「京都はこれから来ることがあっても奈良まではなかなか脚を伸ばさないから、奈良を重点的に観光した方がいいと思うよ。」
夫のアドバイスに同感したが、気分次第、成り行き任せ、どうなることか。

まずは何より興福寺の国宝館(撮影不可なのでクリックを)である。なんとしてもここには来たかった。千手観音菩薩、阿修羅像を代表とする八部衆などの国宝・重要文化財が収められている。
2009年に上野の東京国立博物館で開催された「阿修羅展」以来の再会である。
そう広くはなく展示物も多いとは言えないが、配置が素晴らしくてドラマチックな見せ方をしている。
自分は信心深いとは言えず、仏教の宗派の違いもよく分からず、仏像も建物も御朱印もアート的な捉え方で、「拝観」も「拝」よりもっぱら「観」に重きを置く不届き者だが、それでも像と対峙すると心が浄められる気になる。
順路に沿って見終えたが、もったいなくてもう一度引き返し、時間がかかってしまった。

奈良に入った時「興福寺北円堂期間限定特別開扉」のポスターを見た。
運慶の代表作が収められており、絶好の機会。しかし午後1時半オープンで残念ながらそれまでは待てない。
代わりに御朱印「千手観音」に加えて「北円堂」もお願いした。
因みに御朱印の料金はどこも一筆(でいいのか?)300円だった。
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                          興福寺東金堂   
クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します                     五重塔/南円堂/興福寺の御朱印2種

クリックすると元のサイズで表示します興福寺の境内を横切っていると、足のつま先が猛烈に痛くなった。朝の散歩の時には「昨日歩いて足がむくんだかな?」という程度だったが、それがひどくなったのだ。
これから東大寺と春日大社を予定していたが、広い境内はバスやタクシーという訳にはいかない。
考えあぐねていたのがたまたま通りのバス停のそば。そこに折しも駅行きのバスが停車した。
「そうだ、京都行こう。」
思わず跳び乗ってしまった。

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2015/10/12

大和しうるわし  

クリックすると元のサイズで表示します9月13〜15日に奈良・京都に行って来た。
前回夫の福井の仕事について行ったことで味をしめ、今回も奈良県橿原市での仕事について行った次第である。
品川駅を午前10時過ぎに発ったので、京都乗り換えで奈良に着いたのはお昼過ぎだった。
初日は半日の観光なので法隆寺だけに絞った。
宿泊ホテルがJR奈良駅に隣接していたのでチェックイン前だったが荷物を預かって貰い、身軽になってJR大和路線に乗った。
法隆寺駅からさらにバスに乗って「法隆寺門前」で下車。

広大な敷地内の建物群はどれも威風堂々としていて、1,300年の歴史を堪能した。
言を弄するより画像をアップすることにしよう。院内の仏像、館内の展示物はもちろん撮影禁止である。
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                    南大門に至る参道
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                    中門 左右に阿吽の仁王像
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                       大講堂
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                        夢殿
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            五重塔/鐘楼/西院回廊/正岡子規「柿食へば…」の句碑

法隆寺のそばにある中宮寺へも行った。
今回の旅では寺社仏閣をいくつも観光するので、これを機会に御朱印を集めていこうと計画していた。
事前に文具店で買っていくべきかとも思ったが、調べてみると御朱印を書く所ではどこも販売しているという。
世界最古の木造建築群にして日本で最初に世界文化遺産に指定された法隆寺で買い求め、そこから始めるのがいいと思ったが正解だった。蛇腹式の御朱印帳の冒頭に17条憲法の一文がしたためてあった。
法隆寺で書いていただいたのは、やはり聖徳太子の17条憲法の第1条「和を以て貴しと為す」だった。
中宮寺はご本尊の「如意輪観音」である。
前回の旅の永平寺拝観の時に思いつくべきだったと少し悔やまれる。

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                      中宮寺本堂
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夕方奈良市に戻り、ホテルにチェックインした。
市内をそぞろ歩きしながら美味しそうな小料理家を見つけ、そこで夕食を摂った。

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2015/10/4

北陸駆け足旅 金沢  

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クリックすると元のサイズで表示します福井〜金沢はL特急で50分、あっという間だった。
まずは帰りの新幹線の確認をした。この時初めて、東京まで2時間半の「かがやき」は全車両指定席だということを知った。
この時期は自由席でも空席が多いので、指定席の料金がもったいない。40分よけいにかかるが18時7分発の「はくたか」に決めた。
さてどこへ行こうか。
ずいぶん昔だが金沢と輪島を旅したことがあり、その時に行ってない「ひがし茶屋町」に決めた。

駅舎を出ると「鼓門」の威容が目に飛び込んできた。これが見たかったのだ!
金沢で盛んな能楽の鼓をモチーフにしているらしい。なるほどくびれた木組みが鼓の持ち手に見える。
斬新でありながら和のテイストを漂わせ、とても美しいフォルムだった。
アメリカの旅行雑誌のウェブ版で「世界で最も美しい駅ランキング」で日本で唯一選ばれたそうだ。

ひがし茶屋町はタクシーで10分くらいだったろうか。
通りの入口にあった説明板をそのまま引用する。
藩政時代、金沢城下への入口にあたる北国街道の浅野川・犀川両大橋界隈には、お茶屋が建ち並んでいた。
文政3年(1820)になり、、正式に加賀藩の許しを得てこの「ひがし」の茶屋町が犀川外の「にし」とともに開かれ、以来城下随一のにぎわいを見せた。
通りに面して1階を揃いの出格子、座敷を備えて背の高い2階を吹放しの縁側とする姿のお茶屋が並ぶ町並みは、藩政末期以来の茶屋町の特徴を良く残している。
今も夕暮れ時には芸妓衆が行き交い、どこからともなく笛や三弦の音が聞こえる風情あふれる茶屋町である。

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クリックすると元のサイズで表示しますメインストリートから路地に入り、格子窓から覗いて感じの良さそうなカフェ「ゴーシュ」でお茶することにした。
履き物を脱いで畳の間に上がり掘りごたつのテーブルという寛げる店内だった。
先客はなく(2階で物音がしてたので、そちらも店ならいたかも)通りに面した席についた。
そこで厚かましいお願いをしてみた。
「デジカメのバッテリーが切れたので、お茶している間充電をさせていただけませんか?」
「どうぞどうぞ。コンセントは奥の席の下です。混んできたらこちらに移られた方がいいと思います。たぶん大丈夫ですけど(笑)」
こちらに気を遣わせない言葉で快諾していただいた。
実は「感じの良さそうなカフェ」というのは、充電をお願いできそうな、それを許していただけそうな感じというのだった。
もちろんコーヒーも手作りチーズケーキも美味しかった。
店内撮影もブログアップも許可をいただいたので茶屋町より大きい画像でアップしよう。
夜はジャズバーになるようでたくさんのボトルと、店名になったと思われる「セロ弾きのゴーシュ」の絵が架かっていた。
どうもありがとうございました。
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クリックすると元のサイズで表示します茶屋街の観光を終えると浅野川を渡り、近江町市場に立ち寄って駅まで歩いた。
市場では「いしる(魚醤)」を買った。

楽しみにしていた北陸新幹線は、夜ということもあり疲れてほとんど眠っていて、気づいたら東京駅だった。
帰宅したのは午後11時前だった。

実はこの旅にはとんでもないオチがあった。
帰宅するも夫がいなかった。1日早く帰り、今日は仕事だがそんなに遅くはならないと云っていたので在宅のはずだが。
待てよ…。居間の様子が後で私が出かけた時と何ひとつ変わっていない。
電話は留守電をセットしたまま。テレビの主電源を切ったのもそのまま…。
ほどなく夫から「帰ってる?」というLINEがあり、小一時間して疲れた表情で帰宅した。
自室に入って玄関の鍵を手に戻り、
「これを忘れて福井に行って、昨夜家には入れず都内のホテルに泊まった。」
と云うではないか。
何ということ! 遅い時間だったので管理会社や合鍵を持っている別居の息子に連絡するのも面倒だったらしい。
まぁ、今日の仕事が自宅に戻らなくても支障がなかったのを良しと思うしかない。

最後の最後まで当初のプランとはかけ離れた、夫2泊3日(都内泊含む)、私1泊2日の旅になった。

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2015/8/10

北陸駆け足旅 養浩館  

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クリックすると元のサイズで表示します7月4日午前、福井市内にある「養浩館」に行った。
「福井に行くなら養浩館に行った方がいいよ。」と以前行って気に入った夫が薦めてくれた所だが、前日も仕事の後に行ったらしい。
福井藩主松平家の別邸で、パンフレットを引用すると「数寄屋造りの屋敷をそなえる回遊式林泉庭園で、江戸時代中期を代表する名園のひとつ」とある。
屋敷も庭園も華やかさとは違う落ち着いた美しさだった。
「御月見の間」ではお茶席が開催されていた。
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「御月見の間」にあった「鶏鳴の板戸」と「螺鈿細工の棚」

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ここでデジカメのバッテリーが切れてしまった。
なぜ? 昨夜ホテルでフルに充電したはずなのに…。
どうしよう。これから金沢に行ってまだまだ撮りたいのに。
そこでハタと思い出したことがあった。
ホテルの部屋にチェックイン後ずっとテレビは見なかったが、就寝前に点けたら点かなかった。
すぐにカードキーを差し込んでないことに気づいた。
デジカメの充電は電気が通じてない時にしていて、充分な時間が経ったのでランプを確認せずプラグを抜いていた。
疲れていたせいか、充電をやり直すことに思いが至らなかった。
スマホは就寝中に充電したので大丈夫だった。
この旅の2つめの失敗である。

クリックすると元のサイズで表示しますお昼過ぎの北陸本線に乗って金沢に向かった。
お店に入っての昼食は時間がもったいないので、駅弁を買って車中で食べた。

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2015/8/9

北陸駆け足旅 丸岡城  

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福井では永平寺と養浩館と丸岡城に行くことにしていた。
3日午後5時に福井駅で夫と落ち合うので、初日は永平寺観光後福井市に戻って市内にある養浩館。翌日金沢に向かう途中に芦原温泉駅下車して丸岡城に行くプランを立ててみたが、無駄に時間を使う気がした。
永平寺の後に丸岡城に行けないものかとネットで調べてみると、
永平寺 →(丸岡)城入口 → 芦原温泉駅 → 東尋坊
を結ぶ路線バスがあった。
しかも少ない運行本数が自分の観光に要する時間に合わせたかのように都合がいい。午後5時に福井駅に着くことも可能だ。
地方の路線バスの小さなバス停の発車時刻までわかるのだから、今さらながらインターネットの便利さを痛感する。
そういう訳で、永平寺観光の後は坂井市にある丸岡城へ行った。

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丸岡城は天守閣だけが残っている小さな城だが、現存する天守閣の中で最も古い建築だそうだ。
以前国宝に指定されたものの福井大震災で損壊し、修復後の現在は重要文化財に指定されている。
天守へ上がる階段には補助ロープが付いていた。
急峻な上ステップの幅が狭く、段間も広くておそるおそる上った。

「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」
これは戦国時代の武士が陣中から妻に宛てた短い手紙として中学校の歴史の時間に習ったが、この城に縁があるということで書簡碑があった。文中の「お仙」が後に6代目城主になったそうである。
実はこれまでずっと「お仙」というのは娘の名前だと思っていた。嫡子で幼名「仙千代」、本多成重だった。
縁といえばもうひとつ。
福井に戻る列車の中で、駅で手にした坂井市観光リーフレットを見ていたら、年間イベントの9月に「日向神楽」とあった。
どういうこと?と読んでみると「日向国延岡藩の有馬清純が丸岡に移封された際、一国鎮守・祖先慰霊のこの神楽も伝わったと言われています。」とあった。
歴代のお殿様の中にふるさと延岡から転勤した方が! そして日向神楽が毎年舞われている!初めて訪れた坂井市が近しく感じられた。

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午後5時、福井駅の改札口で夫と合流した。
福井県は恐竜の化石が多く出土しているので、観光の最大目玉にしている。
恐竜博物館もあるが、駅舎の壁画も見事だった。

クリックすると元のサイズで表示します夕食は夫が仕事相手から薦められた「紋や」というお店だった。
旬の岩がきやのどぐろなどどれも美味しかった。
行動を共にしたのはその2時間半だけ。タクシーに乗って私はホテルで降り、夫は東京に帰るため福井駅に向かった。

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2015/8/6

北陸駆け足旅 永平寺  

7月3日、我が家を午前6時に出て品川駅発7時40分の新幹線に乗った。
米原下車なので乗り換えなしの「ひかり」にした。
東京は雨、しかも強い雨脚で傘をさしての観光かと思うと少し憂鬱だった。
だが車窓を叩いていた雨が静岡辺りでやみ、名古屋を過ぎた頃はこれから向かう右手前方の山並みに陽が差していた。

クリックすると元のサイズで表示します9時45分米原着。北陸本線L特急しらさぎ3号に乗り換え11時に福井駅に着いた。
福井は快晴だった。
荷物を駅のコインロッカーに入れ、身軽になってえちぜん鉄道に乗ること20分、「永平寺口」で下車。
さらに京福バスで15分、「永平寺門前」に着いた。
両側に土産物店や越前そばの店が並ぶ緩やかな坂を数分上り、道元禅師開祖の曹洞宗大本山「永平寺」に到着。
ちょうどお昼時だったが、お腹は空いてないし後のスケジュールがあるので迷わず見学へ。

クリックすると元のサイズで表示します勝手なもので、晴れたら晴れたで「ピーカンだと深山幽谷の永平寺のイメージが半減。撮影しても雰囲気がイマイチだなぁ…」と思ってしまう。
後で乗ったタクシーの運転手さんはカメラが趣味で、同様のことを云っていた。
「そうなんです。永平寺はやっぱり冬ですよ。水墨画の世界というか幽玄の世界というか。それに凍てつくような季節だと厳しい修行僧の生活もちょっとは体感できた気になりますしね。」

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山の斜面に大小70余りの建物が配置され、館内も屋外も階段が多かった。そしてそのどれもが美しかった。
禅の精神は食事や入浴などの日常生活すべてに展開され、廻廊掃除などの作務は言わば「動の座禅」だそうである。

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     法堂
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156畳の大広間傘松閣は別名「絵天井の大広間」と呼ばれているそうで、天井一面が華麗な花鳥画で埋め尽くされていた。その数230枚。
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     僧堂。上がりがまちのような細長いスペースに、修行僧がずらりと並んで座禅を組んでいる動画を見たことがある。
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     中雀門
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山門とその両サイドにあった四天王。1体は鬼を踏みつけていた。

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見学を終え、後で大失敗したことに気づいた。
永平寺が各媒体で紹介される時、必ずトップに出るのが唐門である。皇室の勅使が上山した時のみ開けられるので「勅使門」とも呼ばれている。パンフレットの表紙もそれだった。
そこを撮影していなかったのである!
館内見学の前に見たのだが正午の日差しで明るすぎ、帰りなら少しは翳っているだろうなどと生意気なことを思ったのが間違いだった。
それをすっかり忘れて永平寺を後にしてしまったのだ。
見たのだからいいと自分を納得させるが、やはり残念である。帰りのバスの時間が迫っていたこともあるがなんという失態!
「ぜひ冬にもう一度いらしてください。」
件の運転手さんの言葉が社交辞令に聞こえなかった。

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2015/7/30

北陸駆け足旅 序  

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7月3〜4日、福井と金沢に行ってきた。
ずいぶん間が空いて今さらの感もあるが記録しておこう。

夫が仕事で全国あちこちに行くことがあり、その都度美しい風景や美味しそうな料理の画像を送ってくれる。
羨ましかったが、仕事なのでついて行くという発想はこれまで全くなかった。
ところが今回「7月3日に福井の仕事があるけどたまには一緒に行ってみる? 自分は前に行ったから仕事している時に一人で永平寺にでも行ったら? 帰りは金沢に廻って北陸新幹線で帰ってこようか。」と云われた。
北陸新幹線! それに心が動いて行くことにした。

行くと決めてあれこれプランを立てていたが、これが二転三転して大幅変更になった。
夫は2日に都内で仕事をした後、当日では間に合わないからと、いわゆる前乗りでその日の夕方福井に向かい、私は3日の早朝に出かけるという別行動になった。
翌4日に一緒に金沢に行って一泊すると思いきや、今度は
「ごめん。4日に仕事が入ったので、3日に福井の仕事が終わったらその日に戻らなきゃならなくなった。」と云う。
「はぁ?」である。
「一緒に行く?」で持ち上がった計画ではないか。なのに片道だけならまだしも往復ともに別行動とは!
それどころか前日行く夫は私が行く3日に帰る、つまりすれ違いの日程になってしまった。
もう完全に一人旅である。
だったら別に今回慌ただしく準備することはなく、自分の都合のいい時に、行きたい季節に行けばいい。
夫が「金沢どうする? 一人で行く?」などと云う。
行きますとも! そもそも北陸新幹線に乗ることと金沢駅の駅舎が見たくて行きたくなったのだから。

とは言うものの、本当はさほど怒っても落胆もしていなかった。
一人旅の方、とまでは言わないが^o^; 一人旅気ままで楽しいσ^┰゜
だが金沢での宿泊はやめにした。4日は土曜日で空き室がなかなか見つからず、価格設定も平日の倍近くになっている×o×
北陸新幹線に乗るのが当初の目的だったので、金沢は半日で1〜2箇所の観光にした。
金沢・東京間が2時間半になったからこそ可能なスケジュールである。

2日の夜、先に福井に行った夫から越前おろし蕎麦の画像が送られてきた。
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2014/6/11

女五人イギリスの旅  14(最終回) 帰国の途    

クリックすると元のサイズで表示します旅の最終日18日、午前5時半に目覚めた。
10時30分にはホテルを出発してヒースロー空港に向かうので寝ているのがもったいない。
KさんとMさんの3人で近くにあるケンジントン公園へ散歩に行った。
ジョギングや犬の散歩をする人がちらほらいるだけだった。雲ひとつない青空で芝生と木々の緑が鮮やか。早朝の空気は清々しくてとても気持ちよかった。
広大な敷地の一画にはダイアナ元妃が住んでいたことで知られるケンジントン・パレスがあり、KさんとMさんは邸宅のゲートに掴まって朝のストレッチをした。
後で調べたら園内にはピーター・パンの像もあったらしい。というのもピーター・パンはこの公園で乳母車から落ち、ベビーシッターに見つけられずに迷子になって年を取らなくなったそうだ。

公園を出るとロイヤル・アルバート・ホールがあった。赤レンガと美しい装飾が施された素晴らしい外観で、気になって後日調べると、クラシックからボブ・ディランのコンサートまで、また相撲のイギリス巡業もここで開催されたという由緒ある建物だった。内部はさらに豪華な作りで見学もできるらしい。

……どうも全日程を通して「後で調べたら」を連発している気がする。
これが「事前に調べて」だったら、もっと違った見方ができたに違いない。

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●ケンジントン・パレス●ロイヤル・アルバート・ホール(最終回なので自分も小さく)●ホール外壁の装飾●ホールのドーム屋根とアルバート公(ヴィクトリア女王の夫)記念碑

クリックすると元のサイズで表示します午前10時30分、タクシーでホテルを出発した。シャトルバスが予約いっぱいでBさんが手配してくれていたのだ。
最後の最後までお世話になった。
ホテル前で見送るBさん夫妻に手を振りながらちょっと胸が詰まった。どうもありがとうございました!

空港までの道路は渋滞すると言われていたが、思いの外スムーズで30〜40分ほどでヒースロー空港に着いた。
手続き開始まで1時間以上あるので、重いスーツケースを持ったままカフェに入った。
その後リパック・エリアを見つけ、念のためそれぞれスーツケースの重さを計ってみる。
「ちょっと見て!」Zさんが言った。
預ける荷物の重量制限20sに対して、彼女のスーツケースは19.9sだった拍手

      クリックすると元のサイズで表示します クリックすると元のサイズで表示します
●ヒースロー空港ターミナル4(最終回なので4人も後ろ姿で小さく)●見よ!このパッキング術

クリックすると元のサイズで表示します午後3時05分、QR4便は予定通り離陸した。
座席は乗り換え便ともに全員通路側である。
これはZさんとTさんが36時間前にホテルの部屋でインターネットを駆使して予約してくれたのだった。お陰で就寝時にトイレに立つ時など気を遣わなくてすむ。
往路と同じく、食事したり読書したり映画を見て過ごした。
そういえばMさんはクロスワード、Kさんは数独の切り抜きを持参していた。
余談だが、15日に立ち寄ったサービスエリアの売店に数独の本があった。その名も「SUDOKU」。
Bさんに聞いてみると「こっちではスドクって読んで愛好者が多いのよ。」ということだった。
映画は「エージェント・ライアン」が面白かった。
ケビン・コスナーが若手にアクションを譲って上官としてアシストする役だった。誰もみんな確実に年を取っているんだなぁ…と妙な感想を持った。キーラ・ナイトレイが綺麗だった。

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クリックすると元のサイズで表示します6時間後ドーハに到着。腕時計の針を2時間進めて現地時間午後11時に合わせた。
カタールは往復とも深夜の数時間を空港内で過ごしただけ。
せめて象徴的な風景だけでもと、空港に貼ってあったポスターを写真に収めた。
日付が替わった19日午前1時45分、ドーハを出発した。
ここからが長いが就寝時なので苦にはならない。
眠れない時はゲームにチェスがあったのでやってみた。が、コントローラーの操作がまどろっこしく、画面が小さいのでクィーンとポーンが判別しづらく散々の戦績だった。

クリックすると元のサイズで表示します最後の機内食は和洋の2種があり、和食をお願いした。
うな丼、冷やしうどん、サーモンの握り、きんぴらだった。久しぶりの和食は美味しかった!
通路を挟んで座っていたイラン人が食べ方を尋ねてきた。
「そのスープ(つゆ)を全部ヌードルにかけて。それからワサビは知ってますか?」 「Yes, spicy.」
「そう。だからそれは多いです。半分カットして」と拙い英語で教えてあげた。
それを聞いていたZさん「そこは『全部使う』って言うとこでしょ。」と、笑いのチャンスを逃したボケ芸人の失敗を指摘するツッコミ芸人の如き呟きをもらした^▽^

いよいよ成田が近づいてきた。ドーハで2時間進めた腕時計をさらに6時間進めた。
日本時間19日午後5時55分、全員無事に帰国した。

今回の旅行ではSさんBさんご夫妻に本当にお世話になり、ありがとうございました。
同行メンバーのZさん、Kさん、Mさん、Tさん、お世話になりありがとうございました。
そして旅行を快諾、留守番してくれた夫にも感謝。

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2014/6/9

女五人イギリスの旅  13 ロンドン市内バスツアー&ハロッズ  

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クリックすると元のサイズで表示します17日午前8時20分、ホテルロビーに7人集合して近くにあるバス営業所に行き、そこからバスターミナルに向かった。
ターミナルはたくさんの人でごったがえしていた。
「ストーンヘンジに行く人〜」「コッツウォルズに行く人〜」各方面のアナウンスがあり、私たちは市内観光バスに乗り込んだ。昔の形そのままの赤い2階建てボンネットバスである。
肌寒かったが見晴らしのいい2階席に上がった。シートの横にはイヤホーン差し込み口があり、各国の言葉でのオーディオ説明が聴ける。ちなみに日本語は7チャンネルだった。
有名な建造物が右に左にめまぐるしく迫り、なかなかいい写真が撮れなかった。
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●ウェストミンスター寺院●トラファルガー広場のネルソン記念柱●ナショナルギャラリー●ビッグベン●セントポール大聖堂

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ロンドン塔ではバスを降りて女性ガイドの説明があった。
英語なので内容はほとんど分からなかったが、途中の「head chop chop」ははっきり聴き取れた。斬首刑の話でもしていたのだろうか。
ずいぶん昔に行った時は内部の見学もしたが、刑具の展示があったような気がする。
塔というより城塞であり、かつては牢獄でもあったのだ。

ロンドン塔のそばの桟橋からフェリーに乗った。テムズ川から眺めるタワー・ブリッジは「これぞロンドン」という感じだった。
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●テムズ川桟橋から見たタワー・ブリッジ●橋をバスで通過した時の尖塔●ロンドン・アイ

30分ほどの遊覧後、下船したのは大観覧車「ロンドン・アイ」の真下だった。直径135mでひとつのカプセルに25人も乗られるそうである。カプセルはシースルーなので怖そうだが、さぞかし素晴らしい眺望だろう。
Zさん曰く。「観覧車はもういい。」

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クリックすると元のサイズで表示します先回りしていたバスに再び乗って着いたのはバッキンガム宮殿だった。
まずは衛兵の駐屯所のような建物の前でスタート前の整列を見学し、行進の最後尾について宮殿に行った。
宮殿前は世界中からの観光客で溢れていた。
随分昔に家族で行った時の息子の画像もアップしておこうσ^┰゜
衛兵交代を見た後、行進の真似をしているところ。あの頃は無邪気だった…。

クリックすると元のサイズで表示します正午近く、ヴィクトリア駅そばでバスツアーは終了解散になった。
Bさん夫妻を午後も付き合わせるのは申し訳ないので、「私たちだけで行動してみます。」と言って別れた。
まずは昼食。駅2階のフードコートに行った。マックやKFC、サブウェイなど日本でもお馴染みのファストフード店が並んでいた。
さて、残り半日どこへ行こうか?
大英博物館に行きたいが時間的に無理である。
相談の結果ハロッズに行くことにした。
ところがヴィクトリア駅構内でまごついてしまった。
後で調べてみると国鉄のプラットホーム19レーン、オリエント急行の始点、地下鉄3社乗り入れ、裏手には長距離バスセンターがあるという巨大ターミナルで無理からぬことだった。
地下鉄の券売機が見つからず、タクシーに変更して乗り場で並ぶもなかなか順番が来ず、結局バスにした。
かれこれ1時間はロスしただろうか。改めてSさんの運転とBさんのナビがあってこそ、広域の観光地巡りができたことを痛感、感謝した。

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クリックすると元のサイズで表示しますバスは間違わずに乗ることができ、間違わずに最寄り停留所で降り、午後2時半にハロッズに着いた。2時間後に集合を決めて自由行動に。
さすがイギリス最大の老舗高級デパート、ブランド品のオンパレードである。
夫と息子へのお土産にシャツでも買おうと思ったがなかなか見つからず(色・デザインよりプライスで^o^;)、もっぱら家具売り場や食器売り場で目の保養をした。
階段踊り場に人だかりがあったので行ってみると、ダイアナ元妃とドディ・アルファイド(ハロッズオーナーの子息)の追悼碑だった。

ハロッズからホテルへは地下鉄3〜4駅の近さだった。実は途中乗り換えと思って降りたらそのまま1本でよかったというミスをしている。
「案内掲示板の表記の仕方がおかしい。日本の方が分かりやすい。」とみんなでブーイング。そのままホームで待って次の電車に乗れたので笑い話ですんだ。

夕食はレストランには行かず1室に集まってパジャマ・パーティーをすることにし、みんなで前夜行った食料品店に買い出しに出かけた。
明日はもう帰国。今夜のうちにパッキングしておかなくては…。
ロンドンの空はまだまだ暮れる気配はなかった。
                        To be Continued


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2014/6/7

女五人イギリスの旅  12 ロンドン一夜め  

クリックすると元のサイズで表示しますロンドンのホテルには2泊した。
部屋はツインとトリプルの2部屋で、今回はZさん・Mさん・Tさんがトリプルルーム、Kさんと私がツインルームの部屋割りになった。
長い道のりをずっと運転していただいたSさん、助手席でずっとナビしていたBさんのお二人を夕食まで拘束しては申し訳ないので、私たちだけで出かけることにした。

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ホテルの周辺は大学や博物館のある一画だったので、見当をつけながらワンブロック先に行くとカフェやレストランが並んだ通りに出た。
いくつかの店の様子を見てイタリアンレストランに入った。料理も飲み物も美味しかったが残念ながら写真は撮っていない。
担当したウェイトレスの女性が綺麗で応対の感じもよく、Tさんが似顔絵を描いてチップと一緒に渡して喜ばれた。
食事を終えたのは午後10時近かった。表はようやく暮れてきたという感じだった。

帰国するのは明後日。最終日は午前中に空港に向かうので、実質明日が最後の観光になる。
                       To be Continued

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