本日、我が圓寂坊の本尊不動明王さまに、うちのお寺の
観音堂へとお引越しいただいた。
思えば、大阪の四条畷在住の頃、粗末な圓寂坊に鎮座
いただいたのが2003年の暮れごろであったろうか。
そして、徳島に定住することになり、身ひとつでこの
お寺に来たので、6ヶ月ほどは離れ離れになっていた。
(もちろん、遠隔で毎日勤行はしていた。)
ここに落ち着く覚悟を決め、一昨年の1月、今のマン
ションへ大阪圓寂坊の荷物を引っ越した時、その一室
に礼拝所を設け鎮座いただいた。
今回は二度目の引越しである。以後は、うちのお寺の
十一面観音様の脇侍となっていただく。観音堂には大
般若経600巻が安置してあるので、本日はその経箱上に
お座りいただいた。…伝え聞くところによると、不動
尊は大般若経を本拠とされるので、なんと、そこを自ら
の屋敷として住まわれるらしいのだ。
(うちのお寺に私の入るべき庫裏が新築されたのと
符合するかな。(;^_^A)
さて以前、大阪から現在住んでいるマンションに遷座
いただいた時は、軽自動車の後に坐っていただき、
阪神高速・明石海峡大橋・淡路島・鳴門海峡大橋と
渡って徳島へ来る道中、本当に平安無事でスムーズで
あったのを記憶している。その時「うちの本尊さんって、
すごいな…。(o^-^o)」と思った次第である。
で、本日もやっぱり凄かった。何が凄かったかという
と、マンションを出て、お寺に来る道中の間じゅう、
前後に全くと言っていいほど車がいなかったのである。
「…えっ、なんで?正月か?」と思うぐらい静かな
静かな道中であった。
うちのマンションから寺までは、約10分の道のりで
あるが、普段の通勤時には渋滞したり、通行を邪魔
されたり、あおられたり、人や自転車がふらふら車
道を行っていたり、また、対向車線からはみ出して
くるような輩がいたりするのだが、今日のご遷座の
時には、そのような障害が一切無かった。特別に
保護された空間が進んで行く様な感覚があったの
である。
ありがたや、ありがたや。南無大日大聖不動明王尊。
これからはお寺で拝みます。

0