お盆も終わり、ひと段落したので、先日、テレビ番組
「秘密のケンミンショー」で見て以来、気になっていた
タケノコ汁を作ってみた。
もともと、長野県あたり産のネマガリタケというタケ
ノコで作る、みそ仕立てのお汁であるが、番組の中で
絶賛されていたのと、味噌汁にタケノコとさば水煮缶
をいれるだけという手軽さに魅せられたのである。
その時は臭み消しのネギさえ入れてなかった。
私が住む徳島県南のこのあたりでは、タケノコ生産が
盛んであるが、さすがにネマガリダケは作ってないし、
この時期ではとれたてのタケノコはもちろん存在しない。
スーパーで中国産(大丈夫か?^_^;)の細い竹を水煮
して刻んだものがあったので、それで代用することに
した。さば水煮缶はどこのスーパーでも一個100円
前後で手に入る。どちらもすでに火が通っている食材
であるから、料理は鍋に湯を沸かして味噌を溶かす
だけという簡単レシピである。材料費もやすい!
実を言うと、タケノコ・さば水煮缶とも、私の不得意と
する食材なのであった。タケノコは食感と味があまり
好きではないし、さば水煮缶などは生臭いので超苦手
である。
が、騙されたと思って作ってみた。
1.鍋に水を入れ、刻んだ水煮タケノコを入れて火にかける。
2.煮立ったら、いったん火を止め、味噌を溶く。
3.再び火をつけ、さば水煮缶を汁ごと投入。さばはチャンク
になっているので、おたまじゃくしなどで荒くつぶすよう
にして混ぜる。
4.味を調整して完成!(薄い場合は味噌を足すとか。)
そして、騙されたと思って食べてみた。
「んまいぃぃぃ!」味噌とタケノコとさばが混然一体となって
微妙な味を醸し出している。なんかどことなく貝の汁のような
味もする。
このままでも十分うまいし、生臭さも我慢できるレベル
であるが、刻んだ青ネギを少々加えてみると、臭みが
ほとんど消え、さらにうまみがアップした。ついでに
一味唐辛子を少々振ると、絶妙であった。白いご飯に
ベストマッチである。
…結果、ごはんをもう一膳、おかわりしてしまった。
夏なのに、太るかも…。(T_T)

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