1999年に訪れたのは「風の谷のナウシカ」の舞台のモデルになったと言われる北パキスタン「フンザ」。ヒマラヤ山脈に続いて世界第二位の「カラコラム山脈」にある小村だ。標高2500m、7000m級の山々に囲まれたこの村からの眺めは、「雪の白・岩山の灰色・木々の緑」、そのコントラストが非常に美しいのである(ここを目指す途中、1時間前に走っていたバスが谷底に転落しても気にしない気にしない 笑。俺、それに乗るはずだったけど…汗)。
↑ その美しい山を眺めていてふと思った。「あの遥か彼方に見える雪山に立ってみたい!」。

↑ ということで、トレッキング開始っ! しかも小道が途絶えてからは、時間がもったいないので(というより、日が暮れたら帰れなくなる可能性大なので)、岩が立ちはだかろうがガレ場だろうが、ほぼ蛇行せずに直進あるのみ! 我武者羅にただひたすら上を目指しました!
で、今思うことっ!
「パキスタンのトレッキングはネパールよりも死に近い!」。ネパールのトレッキングって所詮山岳民族の村の小道を歩いているだけのような気がします。だけど、北パキスタンの山って武骨過ぎっ!(ただ、トレックルートを無視しただけかもしれませんが…)。

↑ 登り始めて7時間後、ついに辿り着いた! 氷河から小さな滝が流れだしていて、それがインダス川の支流のまた支流、「始めの一滴」だ!
↑ 氷河の上で記念撮影するが、うんこ座りで決まってないね…。喜びもつかの間、めまいと異常な喉の乾きに襲われ、帰り道はフラフラの状態(あまりに急激に高度を上げ過ぎたため高山病の症状が出たのか? それともただの疲労なのかは不明)。麓に戻った時には日の入り間近の18時。途中、道に迷ったのでギリギリセーフでした…。