秋田市内は久しぶりに吹雪いています。風を遮る建造物がないところでは前が見えずに進めないほどで、景色はあっという間に「真っ白の世界」。やっぱりこうでなくては「冬」っていう感じがしませんね! 雪の「白」と葉が完全に枯れ落ちた木々の「黒」、秋田の冬山の水墨画のような圧倒的に単純かつ深い景色は、これだけ世界で色々な風景を見てまわっても美しいなと感じます!まあ、南国からこの世界に戻ってきて直ぐは鬱病になっちゃうのですが…。
雪景色は結構好きです! 秋田の雪景色もいいけど、やっぱり一番好きなのはヒマラヤ&カラコラム山脈の雪山です! 万年雪の「白」と空の圧倒的な「蒼さ」、このコントラストは最強かな!
ということで、世界の屋根写真集を!(普通の写真をスキャンしたものなので画質の悪さはご勘弁を!)。
まずは中国領チベット! 2000年のことなんですが、チベットへはバスの座席に身を隠し密入域を試みたんです。公安に捕まって罰金(賄賂?)を払わされるはめになったのですが…。

↑ 中国領チベットサイドから見るヒマラヤ山脈。エベレスト他世界にその名を轟かす高山が連なり、その景色は圧倒無比!

↑ 標高約5000m、世界一高いところにあるお寺「ロンボク寺」からエベレストを眺める。標高が5000mを超えるとに空気が薄過ぎっ! 夜は息苦しくて眠れないし、トイレでパンツを下ろすだけで「ゼェーゼェー」と息が切れる有様です。おまけにあまりに寒過ぎて、上6枚下4枚の重ね着をして過ごすはめに…。
だけど、満月に照らされたエベレストを前に飲むウィスキー、「人生の中での美味い酒ベスト1」でした(高地での飲み過ぎには注意しましょ!)。

↑ エベレストBC(ベースキャンプ)での微妙な一枚(笑)。秋田に戻ってからですねー、この写真は年賀状にしたんです。で、そのコメントなんですが、「俺はエベレストBCを手に入れた。だけど、俺がほんとに求めているのはトップオブザワールド!」だったような気が…。
「わはははっはー、恥ずかしいよー(汗)」。もらった人は相当うざかったことでしょう。あの頃の俺に代わって謝っておきます。「あの頃、うざくてスミマセンでした…」。
その後、チベットからヒマラヤ山脈を越えネパールへ陸路で潜入! 今はどうだか知らないけれど、ヒマラヤ越えのこの道、怖過ぎました…。車が一台しか通れないような未舗装路、ガードレールはもちろんなく、「300mはあるんじゃない?」と思われる断崖の途中には落下したトラックが
引っ掛かってます…汗。
その後、ヒマラヤ山脈の南サイドの小さな町でのんびりと休養し、1年ぶりに再会した釣り友達と共にアンナプルナを目指し、トレッキングに出発しました! しかし山岳民族である彼ら、そのトレッキングスタイルは
小走り…。チベットで高度順応してたから良かったけど、ついていくのがやっとで風景を楽しむ余裕皆無…。

↑ 途中、「マチャプチャレ(6993m)」脇を通過。美しい山なんだけど、カメラがイマイチで伝わらないかな…。デジカメを旅に投入するのがもっと早かったらな…。

↑ またまた微妙なポーズですね(笑)。背後に写るのが「アンナプルナ南峰7219m」。

↑ そして、3日目に標高4130mのアンナプルナBCに到着! こっから先は登山隊でなければ無理。ちょっと登ったけど、遊び半分で登ると死にます…(というか、許可書が高過ぎて買えないと思われ…)。
カッコ良く写っているのは友人のネパール人。こいつ、俺がこんなにベストな写真を撮ってやったのに、下の写真を見てください!

↑ 山頂が写ってないのですが…。

↑ こっちもかぁー!?(怒)。その後、「現地人の写真の腕は信用するな。セルフで撮れ!」というが「旅の掟」加わりましたとさ…。