(22日) 雪国秋田から新幹線「こまち」で南下すること2時間、車窓には「鉛色の空に覆われた雪景色」はもう映ってなかった。春は徐々に南方から秋田を目指している様です。しかし、前日まで思いっきり働いていて、この日の起床は朝6時。心は躍るが体がグッタリ、東京駅に着く頃には疲労困憊の俺・・。
新幹線を力なく飛び降りると、俺はちょっと驚いた。「東京人、歩くの無茶苦茶速いじゃんっ!」、見ているだけで疲れが増してくるような感じです。人込みの中をラオスの少数民族並にダラダラヨタヨタとふらつきながら待ち合わせ場所に向うの俺であった。
極秘任務を終え、九段下の旅行会社に「パプアニューギニアの航空券」を受け取りに行く。店員によると「パプアはタクシーに乗るのは止めた方がイイですよ〜。強盗にあう危険性があります」とのこと、「安全の為にタクシーに乗るのが普通じゃないの!?」とちょっとビビる・・。おまけにマラリア予防薬を飲み忘れていたことに気付き、ダブルショック・・。
その夜は海老鉄砲と合流し、炭火焼専門の居酒屋で一杯やる(酒を飲むためにマラリア薬を飲むのは却下 笑)。写真は「岩魚の骨酒」、無茶苦茶美味いがサイズが小さくちょっとガッカリ。秋田の岩魚に思いを馳せ、次第に視界はグルグルと回っていった。
(23日) そして翌日、貴雄君と待ち合わせて「2006年度の初釣り」へと向う。狙いは「なぜか多摩川の鯉」だ。左写真、途中コンビニで「酔拳釣方用のアサヒ」と「餌の食パン」を購入する。朝からこんな組み合わせの買い物をする俺に、店員の目はちょっと不審気味(笑)。右写真、そして朝から一杯やり始める俺。旅人の特権「平日の朝から一杯やる」、実は働きながらずっと憧れ続けていたのだ(笑)。真面目な話し、酔っぱらうと殺気が減って魚に警戒心を与えない「酔拳釣方」、一度お験しあれ〜!


タックルはスピニング、6lbラインの先に鯉針14号。そして餌は食パンである。この「食パンのノーシンカーリグ」、浮かせ釣りの場合はフワッとソフトに、沈めてロッドの感度で釣る場合は取れ難く硬過ぎず、ミディアムに固めるのがコツだ!


そして、流れに上手くのせ自然に流してやる。放流鯉といえど見切りが早く、簡単に食いついてくれる訳ではないのだ。より自然に餌を漂わせるためにラインは6lbと細め、障害物に走られるとちょっとヒヤヒヤするのがまた楽しい。

この釣りはほとんどサイトフィッシング。偏光グラスは重要です!


ということで、今年の初魚! 基本的にノンビリダラ〜な釣りなんですが、なかなかゲーム性が高く楽しい釣りです! 一度お試しあれ!


その後新宿に向い、大学時代お世話になった小さな店で貴雄君とメシを食う。ビールで乾杯し、ほろ酔い加減でふと壁のメニューに目をやると、「鯰のテンプラ!?」。早速注文してみた! 「身にシマリはないが美味いっ! でも、多摩川産だったらヤダな・・」。
