相変わらずスペイン語はナーダ(話せない)の旅。温かい人達に助けられ、なんとか目的の川辺に到着。ローカルバスで相席となったおばちゃんに連れられ、看板も掲げていないホテルに宿をとった。ラッキーだった。話はとんとん拍子に進み(話の半分も理解していなかったが…)、翌日からおばちゃんの知り合いの漁師が船を出してくれた。朝から缶ビールを5本も開けるアル中親父であったが、気のいいオッサンだった。川は地元秋田の雄物川の10倍のスケールもありそうで、ポイントは見当もつかなかった。

今回、5日間の釣行でバイトが79回。そのうち23匹を手にし、バラシは29回に及んだ。噂通りにこの怪魚はとにかくよくバレた。

タックルはいつもながらに「アマゾンフリップバリスタにDC7、PE60lb」を使用していたが、グラスロッドにナイロンの20lbを用意してくれば良かったと思った。

また、ドラードの引きの強さは期待はずれだった(トーマンと同レベルかな)。俊敏な泳ぎと華麗な跳躍には目を奪われたが、ゴリ巻きして強引に寄せ、60cm前半までなら一気にぶち抜けるレベル(ネットで掬おうとすると目の前でフックオフすることしばしば。一瞬でも早く抜き上げた方が良いという結論に)。

しかし、侮っていた…。ある日、巨大なドラードがヒットし、30秒ほどの駆け引きの後、フック(がまかつのトレブル16・2/0)がこんな状態になって帰ってきたよ…。Sシャッドラップのテイル部分もナイルパーチ釣行ではおなじみの状態に。引きはやはりたいしたことがなかったが、少々強引だったかなと…。


急遽、PEラインで補修を施す(ナイルパーチの100lbオーバーを狙っている白人なんかはこのチューンを施すのが常識)。

それから間もなく、納得サイズ捕獲! 珍しくドラグを緩々にし慎重に寄せた。オッサンと抱き合って絶叫した(笑)。

4日間、ヒットルアーはCD11・CD14・スーパーシャッドラップと、ラパラばかり。日本では見向きもしないが、海外に出るとなぜかラパラが頼もしく感じる。

最終日の夕暮れ時、船を流しながら岸辺を乱射していく。海外で頼れる数少ない日本製ミノー・「ツルミノー(GL工房)」で、1時間半程で7匹を手にする。アタリはその3倍はあったかな。「永遠に流され続けて釣りをしたい」と思った至福の時。
おまけのドラード料理。結構身がしまっていて美味い魚。


ちょっとまとまりがない文章だが、ブラジルに入ってハイテンションになっているのでスミマセン。