サクラマス1日目(0匹、バイト0回) 1月24日
正月明けから「早期遡上サクラマス」を狙おうと意気込んでいたところ、大寒波が襲来する。秋田は最高気温でさえ氷点下、雄物川の水温が0〜1℃で一部凍結。連日厳しい寒さが続き、今年はまだ竿を振っていなかった。
下写真、ブラジル遠征で太ってしまったため、体作りを兼ねて除雪に励む。除雪は結構重労働。氷点下でシャツ1枚+フリースでも暑く、汗でびっしょり。秋田市内はそれほど雪が積もっているわけではないが、イイ感じに山ができてきた。雪が固まったらカマクラを作って、中で飲もおっと!

本日は天候がだいぶ回復傾向。やっと重い腰をあげて、ROKUZOUさんと共に雄物川に調査釣行! 寒さを感じず、非常に出そうな予感があったのだが、ノーバイト・異常無し!(笑)。まあ、初日はいつもこんなものです…。
釣行時の気温−1〜0℃。水温1.6〜2.2。濁度3.0〜3.6。水位は2.19m(椿川)。
サクラマス2日目(1匹、バイト1回) 1月25日
本日は久々に朝から気持ちの良い快晴だ。今日サクラマスが出なかったら、1月中はもうチャンスが無いなと思いつつ、ROKUZOUさん・Kさんと共に調査釣行に出撃する!
やはり太陽の力は偉大である。日が照っていると全く寒さを感じない。手袋さえ必要の無い朝だ。しかし、雄物川は近頃大減水。サクラマスの群が上がってきていないのか、永遠とノーバイトが続く。
午後になり日の光は雲に遮られ、雪が舞って来ると途端に寒くなる。我慢の時間。


14時を過ぎ、雪と風が止み寒さが和らぐが、船上は少し諦めムードが漂う。シュガーディープ90Fで障害物を攻めていた時、「ムニュ、ムニュ」といったナイロン袋が引っ掛かった様な感触に、そのまま巻き合わせをくれてやる。サクラマスのアタリはそんな感じが多いのだ。だが、本当にゴミ袋だったという…笑。でも、何事も起こらないより、ちょっと嬉しいのが寒中サクラマス釣行の悲しいところ…。
そのポイントから10mほど下り、再び同じ様な感触に「またか」と思いつつ、巻き合わせをグリグリとくれてやる。2mほど寄って来て、水面でグネグネとくねる銀色の影を目にし、「きたぁー!」と叫ぶ。
サクラマスを一目したROKUZOUさん。小さいと判断し、先に根掛かりしたルアーを外そうとするが、もうサクラマスは足元まで寄って来ている。「早く掬ってくれ!」と促し、速攻でネットイン。約15秒ぐらいのファイト。

51cmと小型。スリムな魚体であったが感激の1匹。普通、初めてその魚を釣った時が一番嬉しいものだが、サクラマスは違う。釣れるごとに、この魚の難しさが身に沁みて、1匹ごとに嬉しさが増してゆく。今年も冬櫻が咲き、一安心だ。

釣行時の気温は1〜3℃。水温1.7〜2.8(釣れたのは水温が2.8℃になった14時50分頃)。濁度3.0〜3.6。水位は2.17〜2.18m(椿川)。
釣ったサクラマスはキープし、煮つけと刺身に。脂があまり乗っておらず、身が少々パサパサしたが、まあよい。それにしても今夜はビールが美味い!

サクラマス3日目(0匹、チェイス1回) 1月26日
3日連続の出撃となる。時折雪が舞っているが、継続して水温が高くチャンスは続く。本日は県南からお越しのTさん&ヒット師匠と同船する。
いつもの様にノーバイトが続き、心が折れそうになった時にヒットさんからの熱いコーヒーの差し入れがある。しばらくサクラマスのことを忘れ、4人で談笑が続いた。
14時を過ぎ、再び船を流し始める。川底に沈む倒木に3人でキャストをして2〜3投目、回収間際のシュガーディープの背後に黒い影。ルアーが水面上に飛び出すと、足元でUターンして戻っていった。「追っていたか…」、その後4〜5回同じコースを通すが、2度と現れることはなかった。
雪が舞う中、しばらく下って行った15時半過ぎ。突然、背後で「きたっ!」との声。サクラマス初挑戦のTさんのロッドが弧を描いている。ROKUZOUさんの「バレろ〜!」コールの中(笑)、慎重にファイトをし見事ネットイン! 船上に喜びの声が響き合う。

57cm。体高のあるグットコンディションのサクラマス。Tさん、おめでとうございます!
こちらは動画です! ROKUZOUさんの「バレろ〜!」の声(笑)。
その後は何事もなく、一層雪が降ってきた。船に積もった雪でだるまを作る…。

釣行時の気温は0〜2℃。水温2.6〜2.9。濁度2.6〜3.0。水位は2.16m(椿川)。
サクラマス4日目(0匹、0回) 1月27日
今日は快晴。朝10時、気温0℃からのスタート。明日から再び寒波が襲来する予報のため、今日が1月のラストチャンスっぽい。昨日、チェイスして来た固体を捕りに行こう!

12時半頃に昨日チェイスのあったポイントを前にする。その倒木に執拗にキャストを続けるが無反応。しかし、散らして投げていたROKUZOUさんに突然のバイトが! すぐにバレてしまう。シュガーディープのベリーフックが少し開き、背には歯型が残る。残念だ。ポイントは俺が投げていた倒木の約10m下流、川底に沈むゴミ溜まりからサクラマスは飛び出してきたのであろう。サクラマスは数が少ないから釣れないだけで、ルアーが傍を通ればかなり高い確率でルアーを追ってくると思う。一撃必殺の釣りである。あまり実績ポイントに拘らず、釣れなかったらすぐに別のポイントに目を向けよう。もう少し散らして攻めていこうと思った。
それから30分後の13時頃、ディープからのカケアガリで再びROKUZOUさんにヒットする! しかし、またもや首を振られて痛恨のフックオッフ。水温を確認すると急上昇の3.7℃。「絶対、また出る!」と思い、その後ポイントを休ませながら何度か入り直したがノーバイト。
釣行時の気温は0〜2℃。水温3.0〜4.1。濁度3.0〜3.4。水位は2.16〜2.19m(椿川)。
んー、今日は絶対に捕っておくべき日であった。明日から再び天候は大荒れ…。
ボートは「秋田シーバスボート ROKUZOUさん」にお願いしました!
http://www.sweetnote.com/board/11131113/