3月22日
3月に入って初めての釣りとなる。AM7時にOさん・Iさん・Sさんと共に秋田港に出る。俺はボートで広範囲にテンポ良く、他3名は堤防からオカッパリでじっくりと狙う。
ニ手に別れ、開始早々だった。ミズダコが「ティンバーフラッシュタコ」を抱き、「ムニュニュ」と重みが乗って、ロッドがしなる。久々の感触、たまらない。今年初のミズダコをGET! 約4kg。

しばらくして、2匹目がヒットするが足1本しか掛かっておらず、海面まで50cmのところでフックオフ。2kgぐらいの小物だった。気を取り直して次のポイントを探っていた時だった。ロッドに重みが乗って、少しラインを送る。一呼吸置き、巻き上げようとするが、壁に張り付かれてしまう。なかなか引き剥がせず、ラインのテンションを緩め、タコの油断を誘う。そして一気に巻き上げた。
壁からはがれたタコはすぐに海面を割り、「でかっ!」と思った。目の前に現れた太い足、15kgオーバーか。フックはタコ本体のイイ場所に掛かっていた。しかし、あっという間にボートのモーターに張り付かれてしまう。このサイズは張り付いてしまったら中々引き剥がせず苦労する。船長のROKUZOUさんは「最悪の展開だな…」と呟く。タコはモーターから船底に移動し、ボートの右側から現れた。ギャフをかけねばと思うが、今度はボートの左側に移動を始める。行かせてなるものかと踏ん張ると、雷魚ロッドが歪に弧を描く。
動きを止めることができず、タコはボートの左側から現れた。その瞬間にフックが外れるのが分かった。すばやくルアーを回収し、「フワ〜」っと海面に浮いているタコめがけてキャストをする。運良く針に掛かったが、背中のフック1本のみ。ROKUZOUさんが網を持って駆けつけたが、届かない。無理に引っ張ると針が外れてしまい、タコは海中へと姿を消した。痛恨のバラシ…。
しばらくして、再び3kgクラスをバラしてしまう。「どうも今日はタコの抱きが悪い」と嘆きつつ、タコへのアプローチの仕方を変えてみる。その後は次から次へとタコGET! この厳つい顔がたまらない。

左写真、自己最小の可愛いミズダコ。1kgぐらい。3分後にこの日最大の5.5kg。タコが一気に活性化し、次々に捕獲する。


結果10杯。水が抜けた状態で、デジタル量り38kg。全て「ティンバーフラッシュ タコ」にて。

オカッパリでがんばっていたOさん、4匹総重量23kg(最大10.5kg)。Iさん、3匹総重量24kg(最大15kg)。Sさん、2匹総重量6kg(最大4.5kg)。この日、4人の合計91kgのタコ祭りであった。しかし、あの1匹を捕っていたら100kg超だったのにな…。
帰宅後、早速解体に取り掛かる。

ハサミとナイフを駆使しブヨブヨした皮を剥いでゆくと、不思議な生物が誕生した。なんか、他の惑星から来た生物の様だな。ちょっと怖い…。

頭部を解体中。この袋はなんだろうと弄っていたところ、


墨袋を破いてしまい…。

足の付け根につくタコの口。タコを持つ時、誤って手を突っ込まないように気をつけてね。

綺麗な瞳。

胃の中から消化されていない餌が出てきた。小さなカニやエビ、10cmぐらいのベラなど。拳一つ分の量。体の大きさの割りに、意外と小さな生物を捕食しているようだ。

今夜はタコの頭の刺身。ビールによく合う!

久々に心が晴れた1日だった。
3月24日
昨日、「あれっ、今日はスタンドに車が並んでない!」。あっさりとガソリンを入れることが出来た。まだ、閉まっているスタンドもあるが、秋田のガソリン不足は解消されつつあるようだ。ということで、秋田港へ出撃する。
本日は気温−1〜0℃、吹雪きに耐えながら釣りをするも、激渋。2人で3杯、約10kgの水揚げ。

釣行時に約10cmの積雪あった。状況が悪過ぎた…。
ボートは秋田のシーバスガイド「ROKUZOUさん」にお願いしました!
http://www.sweetnote.com/board/11131113/