管理人もGW真っ只中だが、生憎の大雨…。またまた身近なドブ川で鯉を狙う。川辺に車を止めポイントまで少し歩いていると、土手の上に人影を発見する。初老のオジサンが車から合羽を取り出し、着替えている様子。「農作業かなんかの人かな?」と気にせずに、そこから10m離れたポイントに立った瞬間だった。オジサンが凄い勢いで走って来て、自分の立ち位置から2m上流側に入ってきた。手には延べ竿を持っている。あっけにとられていると、オジサンは黙々と仕掛けを準備し始めた。どうやらポイントがバッティングしてしまった訳だが…。
先に来たオジサンは土手の上で準備中だった。その時まだ釣具は車内から取り出しておらず、俺は釣り人だとは思わなかった。先にそのポイントに立ったのは俺だ。慌てて土手を下ってきてポイントの占有権を無言で主張するオジサン。非常に微妙なタイミングであった。間が悪かったとしか思えない。「でも、声掛けてくれたら、鯉のポイントは譲りますから…」。オジサンがあまりに「ムスッ」としているので、どうしていいか分からず、とりあえずラバージグを打ち込んで実験を試みた。
「コンッ」とアタリがあって大合わせするが、すっぽ抜ける。第2投をしようと思ったその時だった。仕掛けを用意したオジサンはまさにそのポイントに打ち込んできた。ヘラブナ用の浮きが流れにユラユラと揺れている。「うむむむむっ、そうきたか…」、思い切って浮きの真横にラバージグを打ち込んでみた! 再び「コンッ」ときて、一気に4mの距離をぶち抜いた。足元で暴れる鯰にオジサンびっくり! 外道だが、今年の初ナマ。嬉しいな。

写真撮影を終え、「ちょっと悪いことをしたかな」と反省し、立っていた場所から3m下流に入る(オジサンからは5m下流の位置)。「カサゴ職人 バグアンツ2インチ(エコギア)」を1gのジグヘッドでリグって、強い流れの中層を漂わせていると、鯉の黒い背が水面で揺らめいた。「食うぞ」と思っていると、オジサンが真横に来て浮きを投入してきたではないか。
「復讐ですか…」と思っていると、「ドスッ」という重みが乗った。結構デカイ、オジサンの浮き周りで大暴れする。以前ブログに「ドブの鯉は全く引かない」と書いたが、この川の鯉は結構引く(市内の鯉は川によって全然引きが違う)。30mほど下流に追って、ボガでランディングした。85cmの鯉。激流の中、「ノース・フォーク・コンポジット」ブランクを思いっきり堪能する。一見張りがあるブランクだが、魚が掛かったらよく曲がって気持のイイブランクだ。

写真撮影を済ませ上流に目をやると、オジサンの姿は無かった。「ちょっと悪いことをしちゃったかな…」、釣り人同士、今度は声を掛け合いましょう!
さらに70cmの鯉を追加して、その後「また、きたー! えっ、何これ」と思ったら、41cmのヘラブナスレ掛かりでした…。

ついでにバスもチェックする。40cmジャスト。ヒットルアーは380円のスピナベ…。

雨でびしょ濡れ、寒くなったので帰宅。こんな感じでダラダラと「VALE TUDO」テスト中…。
ちょっと時間が無くて、ブログは10日ぐらい遅れ気味です。代わりに「伝言板」は割とテキトーに毎日更新してます。
