11月2日
「バーリ・トゥード VT70H」のVer2(最終型と言うのは止めておこう)が届いたのはよいのだが、完成が予定より2ヶ月遅れ、今広島の淡水域に目的がないのだが…。

「なんか面白い釣りモノないか?」と思い近所の釣具屋を訪れると、たまたまタコテンヤを見つた。店主のオッサンに訪ねたところ、「1〜2月は釣り難いかもしれんのぉ〜」と前置きしつつ、広島では1年中マダコが釣れるそうだ。海釣り素人の管理人にもマダコは馴染み深い。タコを抜き上げる時の「ムニュ〜」という重圧を、NFCブランクで味わいたい! ということで11月2日、コンクエ201+PE100lbを装着し、マダコを狙う。

テンヤは「海底に引っ掛からないこと」だけを考慮した、シンプルな改造(というか、家にあるもので間に合わせで作っただけ。キラキラテープが売ってなかったので、スナック菓子の袋を代用したし…笑)。釣れることが分かったらフィギアを投入しようと思うが、今回は「遊び」はなし。釣具屋のオッサンにあえてポイントは聞かず、地図を片手に闇雲に瀬戸内海に向かう。タコ釣りはタコが釣れた瞬間は楽しいが、探っている間はモノ凄く暇なんで、一箇所で粘らずランガンスタイル。堤防際の海底をテンポ良くトントンと叩いてゆく。計8箇所ほど漁港を巡った。
しかし、全くタコは釣れず…。結構田舎まで繰り出したんだが、防波堤際の海底はゴミだらけ。「きたっ!」と思ったら、海水が入ったビニール袋とか、海底に巻きついたラインとか…。こういうのはタコが掛かった時の感触にそっくりなので、海面まで引き上げてがっくりとすることが多々。結局、お遊び用のスピニングタックルでアオリイカを釣って帰宅する。スパイラルガイドの最終チェックをしたかったんだが…。


でも、大きなナイロン袋にゴミと海水がつまったモノは2kgを超えており、タコが掛かった時とほとんど同じ感触。海底6mからグリグリと巻き上げたんで、「テストにはなったかなぁ」と思ったり…笑。まあ、瀬戸内海のマダコにはまた今度リベンジしたいと思う。
11月11日
近頃は純淡水域から離れ、のんびりとした食材調達の釣りが多い…。自宅から徒歩3分、約250mの距離にある中規模河川。夕暮れ時、青虫を餌にブッコミ釣りでハゼを狙う。平均サイズ約15cm、飽きない程度にヒットが続く。外道でクロダイの子供やら、ヒイラギやら。初めての釣り、小物でもなかなか楽しい。


この日の夕食はハゼの空揚げ。近所に釣り場があるっていいもんだ。しかしこの川、今時期ハゼやシーバスやクロダイぐらいしか釣れんのだが…。川といっても、ほとんど興味の無い汽水なんだよね。管理人、潮が絡む釣りにはほとんど興味がなく、最近いまいち釣欲が湧かない。
そんな時、海中の生物ながら興味の持てる某生物の存在を知る。それは「タイワンガザミ」。秋田で獲れていたワタリガニ(ガザミ)より南方系のワタリガニ。温暖化の影響で関東まで分布を広げており、瀬戸内海にも多く生息しているらしい。写真を見ると、厳ついハサミ脚は艶かしい藍に染められ、非常に美しい。猛烈に釣りたくなって、海へと車を走らせた。
仕掛けはベイトタックルにカニ網を仕様。餌はスーパーで買った秋刀魚のぶつ切り。堤防から20m沖へとぶっ込み、15分おきに網をチェックする。「この種の釣りは季節とポイントを間違わなければ、ハマること確実!」と侮っていたのだが、全く釣れない…苦笑。時折、竿先が「グググッ」と引き込まれるようなアタリがあるが、カニじゃないのか? 何度も網を引き上げても掛からない。
諦めて帰ろうとした時、水深50cm、堤防の壁にカニらしきものが張り付いているのを発見する。仕掛けを投入すると、ハサミ脚を振り上げ威嚇してきて、すぐに脚が網に掛かった。

「なんだ、イシガニか…」。今夜の釣果、イシガニ1匹のみ。

翌朝、味噌汁にするが、あまりの貧果にダシがほとんど出ていない…。

季節とポイントを修正し、また今度リベンジしよう…。以下、今年秋田での
【カニ関連記事】。こんな日がここ広島でも必ずあるに違いない…。
「真夜中のカニハンターその1」 モクズガ二&ワタリガニ

「真夜中のカニハンターその2」 ワタリガニ&イシガニ

11月15日
前回のボウズの傷が癒えたところで、久々にマダコ調査に行く。本日は近場、広島市内の港をチェック。しかし、平日の15時だというのに堤防は餌釣りのおっさん達に占拠されており、広範囲に探っていくのは難しそう。さて、どうしようかと思っていると、タコ狙いのオッサンを発見する。5000番ぐらいのスピニングリールに、テキトーな感じの投げ竿。ラインはPEの80lbぐらい。「
ヤマシタのタコ好きやねん」を結んでいる。餌釣り師の間に強引に割り込み、堤防の際を丹念に狙っていた。「おっ、やっぱりタコいるんだ!」と安心し、ポイントが空くまで暇つぶし。横目でオッサンを観察しながら、サビキでカタクチイワシを狙う。
カタクチイワシはそこそこに釣れた。広島ではコイワシと呼ばれ、居酒屋なんかで空揚げや刺身で出てくる。「なんで俺、イワシなんか釣っているんだろう?」と自問自答しつつ、今夜調理するのが楽しみだ。少々小さいが、アンチョビを作っても楽しそう。一方、タコ釣りのオッサンはどうもアタリが全く無い模様。やがて諦めて帰って行った。

日没間際に他の堤防に移るが、そこも餌釣りのおっさんで一杯である。仕方なく、おっさん達の隙間に入れてもらい、静かにタコテンヤを海底に沈める。一通り岸壁を撃った後、海底の状況を把握しようと、沖にキャストして探ってゆく。海底はほとんど障害物も無くフラットな感じ。しかし、ゴツゴツとしたコンクリート片の様な感触を感じ、引っ掛からないように底をきって巻いていた時、「おや、やっぱり引っ掛かったかな?」。ラインを手繰ると、「ヌヌヌヌ〜」という重みを感じ急いで巻き上げる。先日ゴミが釣れたのであまり期待はしてなかったが、海面を割ったのはタコだった! 広島ダコ、ついにゲット!

他にポイントが空いていなかったので、今夜は納竿。家に帰ってタコを調理する。生きたまま頭の皮をひっくり返し、内臓を取る。塩をたっぷりつけてよく揉んでヌメリをとって、軽く湯がく。

今夜はタコの刺身・タコ飯・タコの煮付けと、タコだらけの食卓…。
12月5日
釣り物がなく、柄にもなく近所の川でシーバス釣りへ。橋脚際でチヌ…。

橋の明暗で大型ミノーを巻いてくると、小物が…。

そして、連チャンで80アップ!

キープして自宅に持って帰ると、お腹から卵が大量に。煮付けにすると美味かった。

それにしても河口の釣りはホントにつまらん…。早く春にならないかなぁ…。
12月20日
フィギアをマダコ用に改造する。

結構イイ出来、マダコ用フィギュア・ルアー「シャア専用ズゴック」…。

たぶん、釣れる…。