広島に帰ってきてから、カレーを作ってみたのだが、久々に食べたジャパニーズカレーはやっぱりうまい。でも、「何か物足りないのだ…(-_-)」。俺の舌があのスパイシーなカレーを求めている。
ネパールでは毎日カレーを食べていたけど、ホントに美味しくて、全く飽きることはなかった。
ネパールの代表的な家庭料理「ダルバート」。ダル(豆スープ)とバート(米飯)が基本にあって、そこにカレーなどのタルカリ(おかず)、アチャール(漬物)を加えた4点セット。ワンプレートのカレー定食である。

肉を使ったメインのカレー以外、ご飯・豆スープ・野菜などはお代わり自由。ぼぉーとしてると、店員さんが気を利かせ次々に盛ってくれて、いつまでたってもなくならない。ついつい食べ過ぎてしまうのがダルバート! ネパールではほぼ毎日、いや、1日2食はダルバートを食べることになる…。

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街を離れキャンプ生活になっても、やはりごはんはカレーが基本。先ずはシンプルなジャガイモカレーに始まり、

川魚のフライカレー&野菜カレーのハーフセット。川辺に来ると、食材に魚が入ってくるのが嬉しい。

村で飼われていたブタを〆て、豚カレーに! ネパールの山奥ではかなり贅沢なカレーだと思われる。
変わり種は、
「オオウナギカレー」。

沖縄にいるオオウナギにそっくりだけど、別種らしい。

ネパールの魚図鑑によると、学名:anguilla bengalensis bengalensis。最大2mに達するらしい。地元の漁師のオッチャンいわく、「一番うまい魚はこいつじゃ!」とか。

オオウナギカレー煮込み中。確かに皮のゼラチン質がプルンプルンでかなりイケてるカレーだったな。
そして、
「グーンシュのカレー」。

グーンシュは市場に流通することがほとんどなく、もう釣って食べるしかない珍食材。

お味は、ルックスからはかけ離れたタラの様な、アンコウの様なクセのない上品な白身だった。
そういえば、ネパール最後の夜はガイドの森さん宅にお邪魔して、ネワール族の伝統料理をご馳走になった! ネワール族は多民族国家のネパールで、首都カトマンズに元々暮らしていた先住民族。森さんの奥さんはネワール族の出身とのこと。
葉っぱを編んで作った素朴なお皿。中央にチウラ(乾燥させたお米)。その周りに次から次へと、カレーや卵や漬物などのおかずが盛られていき、豪華なワンプレートの完成。

そして、地酒が登場! 左、ロキシー。焼酎に似た透明なお酒。アルコール度数はかなり高い。右がチャン。米から作られた濁酒。少し酸っぱいが飲みやすく、ガンガンいける。

少し変わった伝統的なお酒の継ぎ方。

さらにおかずが追加されていく。水牛の肉やカレー。

そして豆…。この頃になるとかなりお腹いっぱい…。

〆はお口直しのヨーグルトと果物。

普通のレストランでは食べられない、かなり贅沢なネワール式フルコース。森さん、ありがとうございました(^-^)/
ネパール最終日、ホテルの朝食ビュッフェでも、ダルバート風に盛ってしまう…。

ホントにホントに、カレーばっかり食べてたけど、まだまだ食べたい。いつかまた、カレーを食べに彼の地へ帰ろう…。