ドクターK君と、コブダイ・リベンジ釣行へ! タックルは前回とほぼ同じ。

しかし、ロッドは幻の「MX-71改」…。

早朝、餌にする牡蠣を買おうとするが、時はゴールデンウィーク真っ只中。牡蠣工場が軒並みお休みで入手困難。4軒巡って、なんとか小ぶりな牡蠣を入手。約20個で1000円(「ビール代位でええけぇ」という、気前の良い島のおっちゃん価格(^-^)/)。

島から島へと渡り、かなり辺境の漁村にたどり着き、かぶせ釣りを開始する。直後、K君の仕掛けにアタリが! フグだけど…。しかし、前回のポイントより明らかに魚っ気があり、期待は高まる。
俺も仕掛けを海底まで沈め(水深は8m位)、ラインの弛みを取っていると、いきなり「スルスル、スルー」と出ていった! 一呼吸おき、ストライクに入れて大きく合わせるが、ドラグ設定がちょい弱かった…。フルでもラインがズルズルと出ていく。アベットは一回フリーにしないとドラグを締め込むことが出来ないので、指でラインを押さえて止めにかかる。しかし、5〜6m位出されたかも…。しかも、予想外の所にロープが入っており、ラインに擦れて「ギシ、ギシ」言っている。
絶体絶命の中、少し強引に巻いていくと、ラインが擦れている感触がありながらも上がってきた。「ボワッ」と白い影が浮かび上がり、かなりいいサイズ。しかし、ロープに引っ掛かりそこから上がってこない。そして、一か八かで強引に巻くと、切れちゃった…(T-T)。仕掛けを上げてみると、ナイロン60LBが広範囲に渡ってズタズタになっており、ロープに張り付いた牡蠣殻にやられた模様…。
気を取り直し、リーダーをナイロン80LBに替えて3ヒロ半取った。ドラグはかなりガッチリと締め込み、漁港内に張り巡らされたロープを避けて慎重に投入。すると、海底に着くか着かないかのタイミングで、再びラインが走る! 直ぐに思いっきり合わせグリグリ巻く!!
2度突っ込まれるが、ドラグをフルにするとすぐに浮いてきた! K君にハンドランディングしてもらい、二人で「よっしゃーー!!」と大騒ぎ。

最初の個体より小型だが、厳つい顔!

カッコいい!

初めての魚、超嬉しい!

引きは「持久力のないパプアンバスって感じ…」。MX-7クラスのロッドが丁度良い。「65」でも、十分やれるね。

リリースしようか、食べようか迷うが、「初めの一匹は食べてみよう!」。
捌くと、胃の中からは噛み砕かれた牡蠣の殻と身が出てきた。

肝と卵を取り出す。って、このサイズで♀だったの? コブダイは雌性先熟(しせいせんじゅく)。子供の頃はすべて♀だけど、 ある程度成長すると♂に性転換するのだ。
K君によると、広島のコブダイはオスに性転換するのが遅い。また、数が出ない分、釣れるとデカい。80アップを狙っていけるとの事。ということは、先ほどバラした魚は♂の大物だったに違いない…。

その後、K君にもヒット! 良いポイントを譲ってもらい、俺が散々荒らした後なので、小型でもガイドとして価値ある一匹です…。ごめんね…(^_^;)。

その後、何ヵ所か漁港を巡るが、広島のコブダイはそんなに甘くない。結構姿は見えるんだけど、食ってこないんだよなぁ…。昼ぐらいに雨が降ってきて終了。広島の釣りはお好み焼きで〆なのだ。

K君、ガイドありがとうねー(^-^)/。