今回は食べ頃サイズの1kgちょい。九州の
嶋田水産さんから取り寄せた養殖物です。「かなり綺麗な川で釣ったもの以外は、養殖物の方が美味しいのではないか?」という疑問を解消するため、お試し購入です!(約4000円)。
養殖物なので直ぐに食べれるような気がしたが、包みを開けて、少し鼻をつくスッポン臭がしたので、

あえて3日間、泥抜きをすることに。2日間は、養殖といえど汚いモノを排出…(養殖会社により、販売前の絶食期間・綺麗な水での隔離具合はまちまちではないかと…)。
「スッポンのさばき方」
ひっくり返すと、起き上がろうとし首を伸ばすので、その瞬間にボガグリップでがっちり確保。嫁から2年前に、誕生日プレゼントに貰ったボガグリップ15Lb、スッポンの魂を初注入したわー\(^^)/。

ナイフで一刀両断! 滴る生き血を、あらかじめ用意しておいた日本酒に垂らす。養殖物なので、安心して飲めます(特に好きではないので飲まなかったけど…)。

沸騰寸前のお湯をぶっかけ、表面の薄皮を剥いでいく。お湯をかけた瞬間に手足が痙攣し、かなりホラー…(T_T)。

シマダ君、綺麗になりました!

甲羅とエンペラ(甲羅の周囲の柔らかい部分)の境目にナイフを入れて一周、甲羅を剥がす。

この段階でも、心臓が「どっくん、どっくん」動いている…。

臭みの強い尿袋を取り除き、内臓を切り取ってゆく。苦味の強い胆嚢は潰さないように注意。肛門付近も臭いので排除。腸は丁寧に洗う。

手足を分離。この段階でも、心臓は動いています…。まだ小さな卵がこぼれてきた。シマダ君、メスだった。解体完了!

心臓はまだピクピクしている…。
「武石流スッポン鍋レシピ 改訂版」
1、切り分けた部位に熱湯をかけて、ざっくりと湯通しする。
2、大きな鍋に切り分けた部位を入れ、たっぷりの水に日本酒ドボドボ、昆布ダシ・ショウガを入れ、蓋をせず、水から強火で煮込む。アクがかなり出るのでしっかりと取っていく。25〜30分でアクがおさまる。

3、その後、ゴボウ・ニンジン・玉ねぎ・長ネギの青い部分を投入(ダシを、スッポンの肉だけに頼らずに)、中火でしばらく煮込む。煮込めば煮込むほど、コラーゲンたっぷりの美味しいスープに!(約2時間)。
昆布ダシ・ショウガ・玉ねぎ・長ネギ等は崩れる前に取り除く。

4、土鍋に移し、醤油・酒・みりん等で味付けをして、長ネギ・松茸を入れて煮る。
※松茸を特に入れる必要はありませんが、「爬虫類または両生類に松茸を加えたもの=広島の嶋田鍋」ということらしいので、海外輸入の安物でも良いので、あえて入れましょう(笑)。

完成しました。ポン酢+唐辛子+刻みネギで、いただきます!

無理やり、ラーメン突入!

〆はスッポン雑炊。美味かった\(^^)/

右から、3.6kg、3.2kg、今回の1kgちょい。頭の大きさ全然違う!

家族2人で2日、今回ぐらいのサイズが食べるにはちょうど良いかなぁ…。