ここでお知らせです! 『怪魚ハンターが行く!』の過去シリーズが、1話1魚種にこだわり、29分の短縮・改定版に生まれ変わります! 未公開映像も盛り込む予定です。
明後日、2月7日(火)午後19:00〜。NHK・BSプレミアム
「アボリジニの”神の魚” バラマンディ〜オーストラリア〜」
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3303/1638274/index.html

今回は、アボリジニの古い壁画にも残る、神の魚として崇められる「バラマンディ」をオーストラリアに追う旅です。
「見どころ」
本編では番組終了間際にダイジェストで放送された「モンデュラン湖の純淡水バラマンディ編」が今回は盛り込まれる模様です!
あの1匹は怪魚ハンターシリーズ5話の中、全ての魚の中で最も釣るのが難しかった1匹だと思います。「素直に嬉しい! \(^^)/」。
オーストラリア東部、ブリスベンから北に約400km行った山中にある巨大人造湖「モンデュラン」。複雑に入り組んだ湖は、「絶えずGoogleに目をやらないと、一体どこを走っているのか分からなくなる…」。

シーズンは10月から4月と、マーレイコッドの時期と被る。「怪魚ハンターが行く!オーストラリア編」で、ラストに訪れた湖は見渡す限り立ち木だらけの純淡水湖。

見た感じどこもかしこも一級ポイントに思え、巨大バラが潜む雰囲気抜群! だが、逆にポイントが絞り辛い…。

正確なキャスティングを必要とされる難攻不落のフィールド。魚を掛けても5m以上走らせたくないためにパワーファイトを余儀なくされる。ナイロン60LBのリーダーが1匹でズタズタになりヒヤヒヤ、そしてフックも開く…。バラマンディのフィールドとしては、今までで一番お気に入りの湖。

近くの田舎町のこじんまりしたタックルショップに1人ふらり入ってみると、気立ての良いオバチャンの店主にノセられて記念撮影。「120cmだって…」。自己記録と長さは4.5cmしか違わないけど、明らかにぶっとい。重量が増す、純淡水のバラマンディ、イイね!
元々バラマンディは汽水域に生息しており、この湖の個体は放流されたもの。産卵をしない淡水のバラは生殖にエネルギーを使うことなく巨大化する。ここではバラマンディの世界記録134cm44.6kgが釣れている…。

しかし、ここは来たらデカいが、一発大物狙いの典型的な超タフコンディション・レイク。 釣り方は実績のあるポイントにボートを停め、魚探を眺めてひたすらルアーを撃ち続ける回遊待ちである。オーストラリアのバスプロと、長年通い詰めポイントを熟知しているローカルガイドと3人で、まるっきり遊びなく2日間ルアーを投げ続けるも、アタってきたのは1本のみ。よくカメラ前で釣れたなって思う…。
夢はあるが、絶対TVでやっちゃいけない湖だ…(釣り特化番組の撮影の仕方でも、ちょっと敬遠したい…)。
【ミノーを水草際に撃ち込み、二度三度ジャークを入れて止め、ゆらりと浮かした瞬間だった。水草の影から「ボワッ」と大きな顔が浮かび上がり、そして翻ったと同時にガッチリと掛かった…】
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そして、怪魚はいったいどんなお味? その疑問に答える、
「怪魚を食べよう!
怪魚快食その2 バラマンディ編」
「バラマンディ」学名: Lates calcarifer
原産地:台湾・東南アジア・PNG・オーストラリア
タイではホンのちょっとだけ高級なイメージがあるバラマンディ(現地名プラー・カポーン)。この魚を釣っては現地の友達の家で揚げてもらい、しょっちゅう晩ご飯にいただきましたよ! 東南アジアの揚げ物、からっと揚がってて美味いんだよなぁ。

名前は分からないけど、揚げたバラマンディに、甘酸っぱ辛いタレを絡めた餡かけ料理。この感じの料理は安定して美味い!

バラマンディの蒸し料理。身が「ホックホク」で、ニンニクが良く効いており、これまたお気に入りの一品。

一方、バラマンディの聖地オーストラリアに行くと、見かけは上品な感じになるが、やっぱりタイの味付けの奥深さには勝てない。

そして、アボリジニさん達の島でいただいた焼きバラマンディ。焚火の上に投げやりに置かれたバラマンディが砂だらけ…笑。アボリジニさん達のかなりテキトーな料理もまた、素朴な美味さがありましたが、砂が入ってなければもっと…。
「怪魚のテキトーレシピ2」
癖がなくとても食べやすく、どんな料理にも合う上品な白身魚。素人が作るなら、フライとムニエル、ソテーが簡単で、無難かな…。
作り易さ ★★★★☆(万能食材)
美味しさ ★★★★☆(プチ高級魚!)
レア度 ★☆☆☆☆(何処でも食べれる)
※不定期更新 次回に続く…。
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今回のタックルは以下
●ロッド
ディアモンスター「V‐6(MX‐6ブランク+MV-65グリップ)」
●リール
シマノ「12アンタレスHG」
●ライン
バリバス「アバニ キャスティングPE マックスパワー5号」+「shockleader60LB」
●ルアー
ストーム「サンダーバラ11」

※「なんか、リーダーが少し細かった気がする…」。今だとナイロン80LBを使うかな…。また、ロッドも、バラのサイズが1mオーバー位までだったら、「V‐6」でイイけど、110、そして120cm以上の本当の巨バラを狙っていくなら、「MX‐6 plus」をチョイスすると思う。
三カ所を回って30分番組なので、どれぐらいモンデュラン湖編に時間を割くのか不明だが、お楽しみに! (^-^)/
※『怪魚ハンターが行く!』の最新作、2月11日(土曜日)19時〜21時。「ザ・プレミアム 怪魚ハンターが行く! 〜南米大陸“最後の楽園”に巨大魚をみた〜」の予告動画がアップされました! ↓
http://www4.nhk.or.jp/thepremium/x/2017-02-11/10/10519/1638272/