「MV−65 vs パプアンバス」
さて、番組も2回放送されたことで、インドネシア編の四方山話でも…。番組後半、ハルマヘラ島のパプアンバス編。激渋の中、唐突に「きたっ!」。
ロッドは「MV-65」、映像では竿ノサれた感が漂っていますが、ファーストダッシュで「ズキューン」と突っ走り、割とがっちり締めたコンクエ201のドラグを突破し、約9m突っ走った。舟を横切り突っ走ってるけど、カリマンタンの海用、変に長い機動力の無い舟なんで回せない。ということで、体全体を使ってロッドの延長線上になって凌ぐ感じ。

ホントは「パプアンには、65はやや弱いかな?」と思ってたけど、これ以上強い竿を使ったら、ルアーのアイがねじ曲がったり、フックが伸びたり、どこかに歪みが出ると思う。浅く狭い川、これ以上走らせたら根に潜る状況下、バランス良く戦ったと思います! 俺的にはパプアンバスは「65」でいいと思う。
タックル
●ロッド
モンキス
「ディアモンMV-65 2ndプロト」
●リール
シマノ「14コンクエスト201」
●ライン
バリバス「Si-X VAMOS5号」
「shockleader80LB」
●ワイヤーリーダー
モンプロ「Monster Wire Leader」
●ルアー
Zerek「Giant Ruby」
フックはがまかつの「トレブル16」、開いてバレたけど、強度のせいじゃない。全体のバランス? でも、パプアンはゲームフィッシュなんで、「何本も掛けてバレるモノもいる中、その中でイイのを捕る」って感じなので、パプアン系が遠征中3アタックしかない中(スポッツ含む)、通常通りかなと…。
その後、1匹目のパプアンバス、って「小さい…」。縦縞模様の残る約45cmっていう感じ。これより小さいパプアンバスって、今まで見たことがない(「おやっ」と思っても、だいたいマングローブジャック…)。ただ、このサイズとしては結構びっくりするぐらい引く!

ここでお知らせです! 今回、メインで使用した「MV-65 VALI TUDO」、2017年12月に再販予定です。
現在予約受付中! 。「もっと身軽に、もっと遠くへ!」、旅するロッド。よろしくお願いします!

全長:約195cm
5分割(ブランク4P+グリップ着脱式)
仕舞寸:46cm、グリップ40cm
自重:約160g
価格 :54850+(消費税)
「ランディングネットが貧弱で、小さい…」
今回、パプアンバスの捕り込みは主にランディングネットを想定していた(パプアンは割と口が小さいし、万が一、フックが手に刺さったら撮影が中断されるし…)。ということで、事前に現地の漁師さんにネットを用意してもらうようにお願いしていた。
現地に到着し、漁師さんから頼んでいたネットを渡され「えっ!?」と、困惑。なんか雑貨屋で買った新品の安物って感じ。おまけに2本用意してくれてたんだけど、1本、釣りをする前に強度を確かめるために手に思いっきり力を加えた瞬間、網の付け根から折れた(笑)。海の漁師さんなので、ごっついネットを用意してくれると想像していたのに…。
「まあいいや、しょうがない」ということで、番組最後の魚「スポッツ」が来た。フックが1本しか掛かってなかったので仕方なく、ネットで掬うことにしたが、小さ過ぎてテンヤワンヤ。釣り上げた瞬間、「やっぱこの網無理だったな」とつぶやいていた(笑)。ただ、TV的には必死感があって、逆にあのネットで良かったなと思う(笑)。

75cm約8kg、って感じのスポッツ。その前にバラしたパプアン(釣れていたら番組のクライマックスになった)よりは全然引かなかったけど、今思うとこっちが釣れて良かった。やっぱり、「たかだか10数cm大きいこと」より、「初めての魚」の方が嬉しい(わざわざスポッツだけを捕りに帰るのはホントにダルいし…)。
「立って、ウンコをすること」
今回の旅で一番の収穫は「立ち糞」をマスターしたことじゃ! まだ左足が股関節の部分から100度以上曲がらないので、ウンコ座りが出来ないのだ(>_<)。

術後、ガイアナ・スリナム・タイと旅をしたけど、運良く全て洋式トイレだった。いや、タイのガソリンスタンドで一度だけ和式で、便器に腰掛ける態勢でやったら、とっても汚かった(泣)。今回、インドネシアの田舎ではもちろん全て和式…。「足にかかっちゃうんじゃない?」と心配する人もいるかもしれないが、成功率100%でした! 立ち糞マスターになった今、怖いものは何もない\(^^)/。
「ロングハウス」
カリマンタン島で居候させてもらった川沿いのロングハウス。名前の通り、高床式の長い家(長屋)。その昔、首狩りを行っていたイバン族の人達が、一つ屋根の下、家族ごとに分かれ、独立した居住空間を持って暮らしています。

入口から中に入ると、共有空間の長い廊下。さらに各家庭の玄関(扉のみ)があって、数えてなかったけど大体7家族が暮らしている。

我々遠征隊は10人。1人〜2人に分かれ、各家庭に居候。俺は一人、とある家庭にお世話になっていたが、可愛い子猫が飼われていた!

最終日、住民の皆さんと記念撮影。我々、遠征隊が10人入っているが、それを差し引いても約26人。子供とかお年寄りは入ってないので、いったいこのロングハウスには何人が住んでいるのか…。ロングハウスがまるで「小さな村」の様で、なかなか楽しい日々でした。

ところ変わって、カリマンタン島の中継地点、大都市ポンティアナのホテル。エレベーターを降りてから、自分の部屋まで遠すぎる(一番向こう端、50mはあった…)。まだロングハウスにいるような気がする…。

さらに、首都ジャカルタのスカルノハッタ国際空港のホテルもまた、横に長い…。ワンフロアしかないが、とにかく横に長い…。

インドネシアはとにかく宿の中で歩き疲れたの…。
「実は、赤道直下ではなかった…」
今までの旅で、アフリカ大陸・東南アジアの島々・南米大陸にてニアミス。立てそうで、立てなかった「赤道直下」。カリマンタン島の大都市、ポンティアナで初めて直下に立ったぞ!

と思ったら、後で現地の人に話を聞くと、これはただのモニュメントで、実際の赤道はここから約100m南の、何でもない川原に通ることが判明した(T_T)。
ただ、マップを確認すると、このモニュメントに行くまでに、確実に赤道を通っており、「祝、赤道直下、到達\(^^)/」と言えるだろう…。