アフリカ編で、何気にトップクラスに嬉しかった釣果、珍魚ポリプテルス(^_^)v。
●ポリプテレス・セネガルス
学名:polypterus senegalus
英名:Grey Bichir
現地名:オテルテル、ナギリ
最大約35cm。

始め、現地人に「ニョロリとした珍魚」がいると聞いており、「ウナギ? それとも雷魚?」と疑問に持ちつつ、濁流脇にできた水草が生い茂るワンドで、その姿を発見した。サイズは30cm未満、時折呼吸のために川面に浮かんでくる姿が雷魚に似てた。

「でも、ナイル川流域に雷魚は生息してないよな…」と思いつつ、ミミズを浮き釣りで投入してみると、ウキが「スゥー」と静かに持っていかれる。何度かフッキングミスを犯しつつ、ついに上がってきたのはポリプテルス・セネガルスだった! しかも目視していた個体よりひと回り以上大きいグットサイズ!

小型ながら、雷魚がまるで龍に進化した様なルックス。MV-55に新たなる魂を注入! ホントに嬉しかった(^^)。

ポリプテルス(Polypterus、英名: Bichir)は熱帯アフリカに計17種ほど生息している。その他は…
●ビキール・ビキール
学名:Polypterus bichir bichir Lacépède
最大は90〜100cm。ポリプテルスの最大種。
●エンドリケリー・エンドリケリー
学名:Polypterus endlicheri endlicheri Heckel
全長60cm以上。ニジェールやスーダンに生息。
●ラプラディー
学名:Polypterus bichir lapradei Steindachner
●カタンガエ
学名:Polypterus bichir katangae poll
●アンソルギー
学名:Polypterus ansorgii Boulenger
●エンドリケリー・コンギクス
学名:Polypterus endlicheri congicus Boulenger
●ポリプテルス・セネガルス
学名:Polypterus senegalus
●ポリプテルス・オルナティピンニス
学名:Polypterus ornatipinnis Boulenger
●ポリプテルス・ウィークシー
学名:Polypterus weeksii Boulenger
●ポリプテルス・ザイールグリーン
学名:Polypterus retropinnis Vaillant
●ポリプテルス・パルマス
学名:Polypterus palmas palmas Ayres
●ポリプテルス・ブティコフェリー
学名:Polypterus palmas buettikoferi Steindachner
●ポリプテルス・ポーリー
学名:Polypterus bichir palmas polli Gosse
●ポリプテルス・セネガルス・メリディオナリス
学名:Polypterus bichir senegalus meridionalis Poll
●ポリプテルス・デルヘッジ
学名:Polypterus bichir delhezi Boulenger
●ポリプテルス・トゥジェルシー
学名:Polypterus teugelsi Britz
これらを全て狙おうとすると、ホントに奥が深すぎる旅になるね…(-_-;)。
・・・・・・・・・
古代魚ハイギョ(肺魚)は、アフリカハイギョ4種、オーストラリアハイギョ1種、ミナミアメリカハイギョ1種の計6種が存在する。呼吸の大半をエラではなく、肺に依存しているため、息継ぎのために水面に上がる必要がある。エラから酸素を取り込むことに依存しないため、水が干れる乾季には、次の雨期まで地中で休眠状態で過ごすことができる。
さて、ビクトリア湖にはハイギョの世界最大種が生息している。
●プロトプテルス・エチオピクス
学名:Protopterus aethiopicus
英名:Marbled lungfish 現地名:マンバ

最大150〜200cm、ナイル川流域に生息。初めてこの魚を見た時、「これこそまさに怪魚である!」と、感動してしまった。

あまりいい写真は撮れなかったが、実物は、雷魚がまるで妖怪化した様なルックス。

噛む力が強く、もし噛まれたら骨まで達しそう…(^_^;)。

結局、撮影では実釣4時間程、釣れなかったのだが…(T_T)。ただ、狙う場所、釣り方は把握したので、次回ビクトリア湖を訪れる時はぜひ手にしたい。
・・・・・・・・・
その他の珍魚。ナイルパーチの泳がせ釣りに使った綺麗なボディのフナ。ティラピアより生命力は弱く長時間餌として使えないが、一撃必殺力があった餌。現地人は「ojele オンジェレ」と呼んでいたが、定かではない。

ビクトリア湖でシクリットの外道で釣れた暗黒ウナギ。

アフリカっぽくて、なかなかカッコよいウナギ…。
