「怪魚ハンターが行く!」シリーズ、再放送のお知らせです!

「怪魚ハンターが行く!」のシリーズ8
「怪魚ハンターが行く! 〜大河ナイルの源流に巨大魚を追う〜」

今週末の7月28日(土曜)、15時00分〜16時59分。NHK・BSプレミアムにて。お楽しみに(^-^)/。
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今回の舞台は大河ナイルの源流部。自身、ナイル川流域を旅したのは今回で三回目になります。1回目(2007年 エジプト→エチオピア→エジプト)。2回目(2008年 エジプト→ケニア→タンザニア)。そして10年ぶりとなる、今回2018年はケニアとウガンダ(^^)vです。
世界第2の大河・ナイル川流域を、4カ国10ヶ所に渡って釣行してきたけど、今回さらに2カ国6ヶ所を巡り、「ナイル川流域の旅」は個人的には完結かな!

ということで、北(下流)から順に、遥かなナイルの旅を振り返ってみよう…。
「エジプト・カイロ市内」
初めてアフリカ大陸に降り立ったのは、エジブトの首都、ナイル川流域最大の都市カイロ。カイロ市内のど真ん中をナイル川は流れていた。しかし、川幅200〜300mと、それほど「大河」という印象でもない。やはり砂漠を流れる川、熱帯の川とは違いますね。

初めてのナイル、少し竿を振ってみたが、川辺には観光客も多く恥ずかしく(笑)、直ぐに撤収。まあ、ナイル川で初めて竿を振ったという事実だけが大切ですね…。イスラムガール三人とカップル一組、こんな雰囲気の中で竿を振るのはかなり勇気が…(-_-;)。

ナイル河岸から約10km離れた高台にはギザの三大ピラミッドが聳え立つ。この街では大人しく観光しながら、エジプトという国を知っていくだけでいいだろう…。
「エジプト・ルクソール」
お次は、エジプト中部のナイル川東岸に位置する中規模都市ルクソール。ここまで来ると、水はだいぶ澄んでいて、ナイルパーチの潜む雰囲気抜群だが、漁師も少なく釣りでは太刀打ち出来なそう…。

川辺には有名な遺跡が立ち並ぶ。カルナック神殿にて。

そして、ツタンカーメンが眠る王家の谷!

ハトシェプスト女王葬祭殿。ここでも大人しく観光していた方がいいみたい…。
「エジプト・アスワン」
エジプト南部、ヌビア地方の大都市アスワンまでやって来ました。世界最少の平均降水量を記録したこともあるこの地はとにかく暑い…。

川原にはフルーカという帆掛け舟がたくさん停泊されてます。

少し操縦させてもらったけど、すごく難しい。釣りには全く使えなそう…。

「切りかけ(未完成)のオベリスク」。オベリスクとは神殿などに立てられた記念碑のこと。完成すれば42m、約1200トン、ハトシェプスト女王の命で作られたと言われており、これをナイル川を下ってルクソールのカルナック神殿まで運ぼうとしていたのか…。どうやって?

アスワンまで来ると、なんとか釣りになってくる。ナイル川本流でネイティブ★ナイルティラピアをゲット!

ナイル川の旅、小さな一歩を踏み出す…。

アスワンの街中で、タイガーフイッシュの塩漬けを見て、テンションが上がってきました(^_^)v。
「エジプト・アスワンハイダム」
中学生時代に地理の時間に習ったアスワンハイダム。ナイル川の氾濫防止と灌漑用水の確保、電力を供給のために造られた巨大なダム。オカッパリでは太刀打ちできず、舟を雇おうとするも、漁船は無く、屋形船みたいな船でナイルパーチを狙うも惨敗…。とりあえず、アスワンハイダムに個人で挑んだという事実だけが、大切ですね…。

ダムの放流口。意外と、水量の少なさ驚く…。
「エジプト・ナセル湖」
有名な遺跡「アブシンベル神殿」のあるアブシンベルという街までやって来たぞ!

エジプト最南の街。初めて、「個人釣行のオカッパリでも通用する!」という確信を持つ。

40℃の炎天下、80cm弱ながら、ナイルパーチをついに手に!

おまけの外道(*_*)。

平均サイズは40〜50cmながら、オカッパリでコンスタントにナイルパーチは釣れてくる。クランクを岸辺の岩にコンタクトさせストップ、「プカァ〜」と浮かせたところでヒットのパターン。

タイガーフイッシュも30〜60cmながらポツポツと。

可愛い外道の淡水フグ。

そして、ナイルティラピア。この4種が飽きずに釣れてきて、かなり楽しかった!
「エジプト・ナセル湖縦断」
砂漠に浮かぶ広大なナセル湖をたった一人、徒歩で開拓していくのは無謀であることを悟った。ということで、アスワンの街にある釣り旅行会社に助けを求めた。話によると、船で6日間をかけてアスワンからアブシンベルまで行くサファリがあるという。レストランやトイレの付いた中型のマザーボート1隻と、小型のフィッシングボートが2隻。連隊を組んで湖を南下して行く。

オカッパリのキャスティングで、自己記録の145cmを手にする。

そして、もう一つの標的、アフリカンキャットフィッシュ。夜はビールを飲みながら、暗黒の砂漠の中での鯰釣りが楽しい。

湖には、多くはないが漁民も暮らす。見渡す限りの砂漠で、どこに住んでいるのか分らぬが、たまに遭遇して巨大ナイルパーチの話をしてくれる。必ず「老人と海」みたいな壮大な話になってワクワクさせられる。

湖底に引っ掛かったルアーを外しに、漁民が泳いで取りに行ってくれた!

ナイルワニの頭骨。エジプトのナイル川流域ではワニは少ない。自分も二度見たことがあるだけで、1度はルアーで掛けるも、フックオフ…。

砂漠に人骨が落ちていた(*_*)。地元民に話を聞くも、多くを語らず…。
ナイル川はエジプトからスーダンに入ると、首都ハルツーム付近で、白ナイルと青ナイルに別れる。スーダンはスルーして、エチオピア領内の青ナイルの旅へ!
「エチオピア・タナ湖(青ナイル)」
青ナイルの源流部、タナ湖の南にあるバハールダールという街。

ここまで遡ると、ナイルパーチは生息しておらず、コイっぽい魚がメイン。ルアーに良く反応し、中には1m近くまで成長するものも。

エジプトでは見なかったカバが頻繁に現れ始める。
「エチオピア・青ナイル川」
エチオピア国内の青ナイル川(ブルーナイル)も3ヶ所訪れてみるも、土茶濁りで全然ブルーじゃない…(T_T)。しかし、ここから何千kmも流れて行って、やがてエジプトのカイロに辿り着くと思うと感慨深い…。白ナイル川は一年を通じて常に一定量の水量を保つのとは対照的に、青ナイル川は「雨季・乾季により水嵩が全く違う」という印象を持つ。

青ナイル川は皆のお風呂であり、洗濯場であり、

なんか釣りに全く集中できない…。

最大落差45mのエチオピア最大の瀑布、ティシサットの滝(ブルーナイルの滝)。