ここでお知らせです!
『MV-65』と『MV-55』の2nd(2018年モデル)、10月中旬より販売開始です!
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2018年モデルは仕様変更がいくつかあり、2017年10月からガイド設定や、リールシート、バランサー重量など、テストを繰り返してきました。
2018年モデルは「65」も「55」も
ブランクはそのままに、リールシートを変更。ガイドのカラーがシルバーからマッドブラック(艶消し黒)に変更。そして、「55」はガイドセッティングは変わらず、「65」はガイドがチタントルザイト採用で大径化しました。
変更点
@リールシートをTCSからPMTSへ
操作性と持ち替えのしやすさを追求したFujiのPMTS(パーミングマイクロトリガーシート)。必要最小限の極小トリガーを搭載し、キャストからの一連の動作がスムーズかつスピーディーに行えます。
平たく言うと、「65」も「55」もトリガーがだいぶ小さくなり、コンパクトに握れ、細かい操作性が向上し、出っ張りが小さくなり、よりコンパクトなパッキングが可能になりました。
画像の上が従来のTCS、下が新しくしたPMTS。
A『MV-65』のガイドの大径&トルザイトチタン化
今までの「65」は、ゲームフイッシュな怪魚(約1m10kg)をPE5号&リーダー70LB位までのセッティングで狙うことを想定。耐久性を重視し、ステンレスSicガイドでトップガイドが5.5mm、バットガイドが8mmというセッティングでした。
しかし、ブランクの潜在能力的にもう少し大きな怪魚を狙えるだろうということで、トップガイドをトルザイトチタンのKG6mm。バットガイドをトルザイトチタンのKW12mmに変更しました。リーダーはナイロンの80〜100LBまでの使用を考えています。
画像の奥が従来のステンレスSicのMN5.5mm、手前が2018年モデルのトルザイトチタンのKG6mm。

※
モンキスの公式ブログで、詳細な説明がされています!
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ということで、2017年からの主なテスト釣行をダイジェストで振り返ろう!!(とりあえず、MV-65編)。
「ネパール」
2017年11月、従来の「65」とプロトを持って、ネパールのゴールデンマシールに挑む。
「アルゼンチン&ウルグアイ」
2017年12月、初めて、方向が決まったプロトモデルを持って海外遠征テスト。狙いは20kgを超えるドラード。タックルはコンクエスト201に、PE5号(リーダーはナイロンの80LB)。

ウルグアイ川のドラード釣りは、近年の淡水域の遠征では、断トツにタックルに大きな負担を強いる旅でした。一投目に90cm、その後、掛かるのはほとんどがメーターオーバー、中には110cmを超えるサイズも!(20kg前後)。そこまで大きくなってもスピードがあってバンバン跳ねる。そして水深1〜4m、川底は岩だらけのため、わりとドラグはガッチリで真っ向勝負を強いられる。
フックは、トレブル16やST-66、ST-56をメインで使っていたけど、ビシバシ曲げられた。スプリットリングも150〜180LBクラスが1〜2匹掛けただけで歪み、一度180LBのリングがフックと共に持って行かれることも…。パプアンバスの釣行と並んで、淡水域最高峰のスリリングな釣りでした。

そんな釣りの中で、一番に気になっていたのは小さくなったトリガーの仕様感。初めて手にした時、「怪魚釣行にはどうかな〜?」と多少不安を抱いたけど…。
釣り方は14〜18cmの大型ペンシルを使用した青物釣りそのまんま。1日中キャストを繰り返し、ひたすら早く巻くべし。突如水面がさく裂し、渾身の合わせを2度3度くれてやる。巨大ドラードとの戦いで全く問題なく使え、さらに「トリガーは大きくなくてイイのだ」と思うようになった…。

さらに、アマゾン第四の巨大鯰ピンタードを手に!

140cmを超えるピンタードとのファイト。「65」に新たな巨大怪魚の魂を注入。自分的には今のところ、「65」での
最長サイズです!(最大ではない)。

しかしこの地では、二回に渡ってガイドの破損を経験している…(-_-;)。一回目は共演者の水野姉さんが20kgクラスのドラードを掛けた時。ドラグの閉め過ぎでラインが出ていかない。力負けをして引き込まれ、船外機のプロペラに強打、第七ガイドのフットが浮いた…。
二回目はピックアップトラックの荷台に乗せ、一晩過ごした時。翌朝、手に取ると、第四ガイドがひしゃげているではないか。おそらく、撮影隊の方が凄く重いカメラ機材を上に乗せ、破損したと思われる。状況が状況だけに、ステンレスガイドでも逝っちゃうなと思ったけど、多少トルザイトチタンに不安を抱いたのは言うまでもない…。

その後、スピニンググリップと合わせた「65ブランク」、パタゴニアの「モンスターレインボー」を狙う。自分的には「65」のスピニング化は「スピニングロッドを持って行きたくない時の、しょうがなく使うパターン」ですね。
この時は魚が弱すぎて、70cm位だったら全て、ファイトは一分もかかってないです。トラウトだったら、65ブランクの本当の楽しさを引き出してくれるのは1mを超えた辺りからだと思います。

※この時の模様は、「怪魚ハンターが行く!」のシリーズF「大縦断3500キロ 南米の秘境に巨大魚を追う」の再放送が8月20日(月曜)15時00分〜16時59分。NHK・BSプレミアムにてご覧になれます。お楽しみに(^-^)/。
「ケニア&ウガンダ」
3月のケニア・ウガンダ、アフリカ遠征。狙いはナイルパーチ。主にルアーキャスティングやライトトローリングで使用。リールはコンクエスト201。ラインはPE5号、リーダーはナイロンの100LB。

ナイルパーチのサイズは小〜中型の60〜90cm位。正直、ビクトリア湖のナイルパーチは始め「ゴミが掛かっているのかな?」と思うほど弱すぎたが…、船縁に近くと多少何度か突っ込んでくれる(エジプトのナセル湖産はそこまで弱くなかったけど)。

この時はロッドのトータルの仕様感をチェック!
「日本」
そして今季から本格参戦した中国・九州地方の雷魚に、
専用ロッドではないけど、無理矢理投入。

シーズン初期の4月から6月22日まで、トルザイトチタンガイドの「外部からの衝撃」耐久性チェックの意味でも、全て「65」で押し通す。タックルはコンクエスト201のフルロック(ドラグ力6kg)、PE5号(78LB)。

雷魚釣りとしては、かなりテクニカルな攻めからの強引なファイト、とても密度の高いテストだったと思う。初夏になり、ウィードも生え揃ってきて、雷魚ロッドではない「MV-65」が柔らかく感じてきて、テスト終了。

85cmまで161匹の雷魚を捕獲(554バイト・57バラシ)。外道で鯰40本ぐらい、バス40後半3本、その他、コイとかウシガエルとか…。カバーゲームゆえの、ロッドの硬さとリールのドラグ力不足で超大物3本を逃すも、ガイドの強度は必要十分と判断するに至る。

でも、「65」は雷魚には使わないでね(笑)。この種のテストは「折ろう!壊そう!」と思ってやっているので…。
「カナダ」
6月初め、スピニンググリップと合わせた「65ブランク」、カナダ北部で氷湖の「レイクトラウト」を狙う。

タックルは、リールがストラディックC3000M、PE1.5号、リーダーはナイロンの40LB。

ファーストキャッチは85cm。その後、同クラス2本とノーザンパイク多数。ぶっちゃけ魚のパワーが弱過ぎて、船縁まで寄せる間は「また、ゴミが引っ掛かっちゃたかな?」的な…笑。しかし、何匹かは船縁まで寄って来るとしぶとく湖底に突っ込んでくれ、ある程度の小物でも綺麗に曲がって追随していくれる65ブランクを堪能。
この他にもコブダイに使ったり、あとタクヤ君が、世界各国でテストをしてくれたり。※淡水最強のパプアンバスでテストできたことは重要!

また、タコハンターの中川さんもタイのボリマンディ釣行に使ってくれたり。

合わせて、アフリカ・ユーラシア・アセアニア・北米・南米と、世界五大陸でテストしてリリースです! 「もっと身軽に、もっと遠くへ!」、旅するロッド。どちらも、税込64850円。よろしくお願いします!