昨日、知り合いの猟師さんからいただいたウリ坊。ウリ坊って呼ぶにはちょっと大きいかな…。約10kg。

さて、どうやって解体しようか…(^_^;)。

とりあえず、ガスバーナーで毛を入念に焼いていく…。

こんがり焼けました!

足に切れ目を入れ、分厚い皮を剥いでいく。「あれっ?意外とすんなり剥けていく!」。

こんな分厚い皮をまとっているんだね。ナイフを突き刺そうにも、力を込めないと跳ね返されそう…。

約40分で体の皮を綺麗に剥がしました。子供なので脂が少なくてイイね。

せっかくなんで顔も食べてみよう! 全ての皮剥ぎを1時間で片付ける。

勘でテキトーに裁いていって、完成しました! トータル2時間半で作業終了!

一人、達成感に酔いしれていたその時、嫁が帰ってきた…。解体写真を見せたら、涙を流してた…(-_-;)。とりあえずの料理として、焼き肉のタレと日本酒に漬け込んでいた肉を、オクラとシイタケと一緒にさっと炒める。ウリ坊焼肉完成! とっても柔らかくて、凄く美味しかった! 嫁の機嫌も回復しました(^^)。明日からの本格的調理が楽しみになってきたわ!
翌日、昼からのんびりと調理に取り掛かる。テキトーに薄く切った肉と頭部、その他骨付き肉を大鍋にぶち込み、たっぷりの水にスライス生姜と長ネギを入れて2時間ほど煮る。

その後、野菜を加えて、味噌を投入。イノシシ汁、完成! 「うん、美味しい(^^)v」。
さらに、ブツ切りにして、フライパンで焼き色をつけてから、

赤ワイン+水で30分煮込んで、玉ねぎ・ニンニクの微塵切り、ホールトマトを投入。塩コショウ・砂糖・醤油で味を調えて、さらに1時間煮込む。

最後にジャガイモとニンジンを加えて、30分煮込んで完成しました! 3品目、「猪肉の赤ワイン煮込み」。うめー(^^)v。

さて、お次は何を作ろうかな…。
★イノシシを送ってくれた猟師さん談
「イノシシ、ニホンジカは従来は雪の少ない土地の動物。多雪地帯の白馬村にはもともとは生息していませんでした。それが近年、白馬村にも定住してしまっています。原因は様々です。周辺の従来の生息地で増えすぎてキャパシティオーバーになったものが入ってくる。杉や檜など針葉樹の植林地の放置。針葉樹は常緑樹です。冬でも葉をつけているので、杉林の下は積雪が少なく、彼らには格好の避難場所。そして、一歩出ればブナやミズナラのドングリ林。ドングリは格好のエサ。まさにドングリだけで育つイベリコ豚状態です。
こうして従来の生息生物ではない彼ら、いわば外来種の彼らに、白馬の生態系は狂わされ始めています。もちろん彼らには罪はありません。そんな環境を作っている私たち人間の問題です」。 とのことです…。