●珍魚その1「ナイルティラピア」
現地名:ボルティ(エジプト)、コロソー&コッダ(エチオピア)
英名:Nile Tilapia、学名:Oreochromis niloticus
東アフリカで釣りのターゲット・食用として最も一般的な魚「ナイルティラピア」。河川や湖沼のいたる所で見られる。下写真はティンバーフラッシュシンキング改に食ってきた42cmのグットサイズ! と、言いたいところだが、おそらく縄張り意識で追っかけて来て、スレで掛かった模様。

左下写真は昨年ナイル川本流域でスピナーで釣ったもの。小型ながらモノ凄く嬉しそうなのは、今までの経験から「世界の名だたる大河本流域では魚が釣れない」というジンクスからか?(黄河・長江・ガンジス・アマゾン、あまりに広すぎてポイントが絞れなかったり、川まで近づけないことが多い)。岸際に結構群れているが、街中ではスレているため、中々ルアーを追ってこない。


右上写真はエチオピアで漁師が網で捕獲した50cmジャストの超ファットなナイルティラピア。エジプトでもこのサイズが単体で岸辺に居ついている姿をたまに目撃したが、臆病過ぎてルアーで食わせることはできなかった。
下写真、バスの出発時間を待ってもらって、バックから急遽仕掛けを取り出し手釣りで釣った美しい1匹(他の乗客大迷惑…汗)。
●珍魚その2「淡水フグ」
現地名:ホマルエルバハッル(エジプト) 英名:PufferFish
学名:Tetraodon lineatus 最大50cm
ナイル川流域他アフリカの広範囲に生息する淡水フグ。岸辺の岩陰などに生息し、様々なタイプのルアーを追尾してくるが、フッキングするのは稀。ワームを使っているとテイルばかりがスッパっと切られてムカつくが、その愛嬌のある姿で心を和ませてくれる珍魚。

この美しい縞模様。釣れると同時に「ホフッホフッ」と空気を吸って体を膨らます一生懸命な姿がモノ凄く可愛い。


写真撮影時はもちろん自分もほっぺを膨らませて撮るのがお決まりです!(笑)。
ということで、淡水フグフォトギャラリー! ヒットルアーはゲーリー6インチグラブ。フッキングに持ち込むためのテクは秘密にしておこう…。

こんなカワイイサイズも釣れた!

今回の最大級は35cm〜40cm。今思うと、昨年釣れた47cmはとてつもなくデカかったなぁ。膨らむ体力が残ってなかったらしく、良い写真が撮れなかったのが残念…。おそらくサッカーボールより大きく膨らんだに違いない。

稀にミノーでもフッキングする。

上から観察してみる。

前から観察してみる。

そして、逆さにしてもまだ膨らんでいる。可愛いやつだ…笑。
●珍魚その3「サルディーン」
現地名:アラィア(エジプト) 学名:Distichodus sp.
シャローを集団で群れで回遊していて、ナイルパーチのメインベイトとなっていると思われる。水面を逃げ惑い飛び跳ねるサルディーンの群れを巨大なパーチが襲う光景は凄まじいの一言。


雑食性のこの珍魚、フライや相当弱めのルアーなどで狙いましょう! しかし、中々食ってこないので、手っ取り早く手にするにはパンを丸めて手釣り! 夜の鯰釣りでアタリを待つ間の暇潰しにいいよ!
●珍魚その4「暗黒鮒」
現地名:ナッチアサー(エチオピア)
学名:labeobarbus.sp 最大100cm
昨年、エチオピア・青ナイルの最源流部に到着したその夜、現地人から衝撃の事実が告げられた! 「ここにはナイルパーチはいないぜ!」。首都アジスアベバから1泊2日行程、その苦労はなんだったのか? あぁ、がっかり…。


ということで、スピナーで珍魚狙いに切り替えると、鮒が次々に釣れた。この種は23種いるとのこと。最大で100cmまで成長する種がいるとのことだが、鮒じゃあねぇ…。モチベーション皆無です…。

↑この種にはタラコ唇を持つかわいい奴もいる。
●アフリカの鯰その1「暗黒大鯰 アフリカンキャットフィッシュ」
現地名:アンバザ(エチオピア)、ガラモート(エジプト)
英名:North African Catfish
学名:Clarias gariepinus 最大170cm60kg
アフリカ大陸最大の鯰で170cmまで成長するらしい。餌釣りがメインだが、稀にルアーに食ってくる。

頭のサイズは人間のものより一回りも大きいぞ。

そして、お約束の入水プレイです(笑)。

下写真は昨年釣った110cm。寝ながら鬼フッキングを決め、脇腹骨折…。


こちらはエチオピア。アベレージは70〜80cmといったところか。

●アフリカの鯰その2「暗黒鯰 Vundu」
現地名:ガラモート(エジプト) 英名:Vundu
学名:Heterobranchus longifilis 最大150cm50kg
こちらも大型に成長するアフリカを代表する鯰。


アフリカンキャットフィッシュとよく似ているが、背鰭が2つに分かれているのが特徴だ。エジプトではVndu・アフリカンキャットフィッシュ共に現地名「ガラモート」、英名「Vundu」と言われている。
●アフリカの鯰その3「電気鯰」
現地名:ラアッダ(エジプト) 学名:Malapterurus electricus
英名:ElectricCatfish
現地人曰く、草食のため釣るのが非常に難しいとのことだったが、大鯰の外道であっさり釣れた!(どうらや雑食らしい)。小さな鰭にオットセイの様な顔、可愛い鯰でしょ♪


尾鰭に近いところになぜかブチ模様が入る。

電圧は低く触っても問題ないが、結構ビリッとくるよ。試してみてね!
●アフリカの鯰その4
現地名:カルクール(エジプト)、コチェ(エチオピア)
学名:Synodontis sp.
左写真はエチオピアでタイガーフィッシュの切り身で釣ったもの。右写真はエジプトで見つけた頭骨。頭がカッチンカッチンに硬いぞぉー!

●アフリカの鯰その5
現地名:バヤダ(エジプト) 学名:Clarotes laticeps
この写真では「なんだ?これ?」という感じだが、最大で1mぐらいにはなるようです。大型はとにかく潜り続けて結構引くとのこと…。

死体はよく湖岸に打上げられているのを見るが、1匹しか釣ったことがない。大きな瞳が印象的だが、1mオーバーの瞳は人間みたいでちょっと怖い…。
●魚以外の外道「オオトカゲ」
現地名:ワラン(エジプト)ナイルオオトカゲ 学名:Varanus niloticus
岩だらけの岸辺でじっとしていることが多いのだが、こいつの警戒心は半端じゃないぞ! こちらがキャストする時にはもうすでに逃げの態勢に入ってる。

崖の上から忍者の様に気配を消し、ゲーリー4インチグラブをロングキャスト、これしかないな…。ショックリーダーはフロロの100lb以上を使いましょう! これ以外に5m以上はあろうかというクロコダイルが生息するがランディングやっかいなので 止めときましょう!