釣り宿の楽しみといえばやはり、その日の釣果を思い浮かべ、まだ見ぬ大魚に思いを馳せ、酒を飲むことにつきる。今回泊まった宿「リオコロラドロッジ」には巨大なターポンが飾られたイイ感じのバーがあり、釣り以外の時間は昼夜問わず入り浸っていた。

たちまち、コスタリカ産ビール「インペリアル」で乾杯(「たちまち」とは広島弁で「とりあえず」という意味)。でもなんかコクがなく南国っぽいビールで全く酔えない。なんで、続けてマルガリータ2〜3杯を注入。


イイ感じに酔っ払ったら、さて、もうひとつのお楽しみ、小物釣りに精を出す。ボート小屋の灯りに照らされた水面に小魚がざわめいていたので、夜中にこっそりスピニングタックルを取り出した。
Molixの「JUBARINO (ジュバリーノ)」をジャークすると、下から突き上げるようなバイトが連発する。このルアーはサイズの割りに大き目のフックが着けれるところが良い。
しかし、なかなかランディングに至らない。お遊び用の安物の振り出し竿がベナンベナン過ぎて、伸されてしまって少々使い辛い…。宿は河口から1Km位、少々対象魚が大きかったようだ。

イイサイズをコントロールできずに係留ロープに巻かれてバラした後、なんとか小型のスヌークの一種、「Palo Seco(パロ セコ)」を手にした。


調子にのって昼間のシェスタの時間もチェックすると、

左写真、宿の桟橋の下で釣れた「ターポンスヌーク」。アトランティック・パシフィックに続く、ターポンスヌーク。ターポングランドスラム達成!(全然違う種で、強引過ぎ?笑)。
そして右写真、「MACHACA(マチャカ)」という珍魚。ミノーのトゥイッチに好反応。


その頃、エッグさんはお昼寝したり、ジャグジーに浸かったりと、のんびりです(笑)。


ちなみに釣り宿の料金は宿泊・3食・HappyHour・8時間の釣りを含んで550ドル(4万4000円)。
さてさて、4日目、川を遡り本格的に淡水魚をチェックすることにした。30分程船を走らせると、湖に出た。ブラックウォーターが水性植物に覆われた好きなタイプのフィールド。


子ワニちゃん発見!

早速、REBELの「スモール ポップR」を水草際に落とし、丁寧にアクションをつけると、「ポコッ」と出た。。

現地名、MOJARRA(モハラ)という珍魚。

こちらは顎が赤く染まった別のモハラ。ボートマンによると、モハラと呼ばれる魚は5種いるとのこと。アクションは着水後、5秒のポーズ。その後、「カポッ」とポップ音。首を振らせてまたポーズといった感じ。

美しく可愛い珍魚だが、この種以外は釣れない…。もうちょと様々なタイプに会いたかったのだが…。

と、その時、岸辺からポップRを追尾する細長い影がっ! 目を凝らすと、60cm位のガーの一種ではないか。無茶苦茶釣りたい! すでに10m程追尾しているが、なかなかバイトせず。しかも魚に気付いていないエッグさんが後ろから何度も話かてくるので気が気でない。「黙って!」と叫び、再び集中するが、今度は船の無線が入りボートマンが大声で受け答えを始めた…。「あーあ」と思ったその瞬間、「パンッ」という炸裂音! が、ノラない…。
一方、マグロロッドしかもってこなかったエッグさんは宿のオーナーから竿を借りていたんだが、木に引っ掛けたルアーを強引かつテキトーに外そうとし、「ポッキン…」。

夕食はモハラのフライでした!

2日目に続く!