心のボランティア講座4回目。
どちらも女性で、この道35年という方のお話でした。
福祉作業所はデイケアなども兼ね備えた総合的なもので、
長年の努力の集大成として出来上がったもののようです。
布教活動はしないけれども、
キリスト教の精神に基づいて運営されているとのことで、
穏やかですが芯の強さを感じる話し方でした。
「初めの一歩が踏み出せないのすが」という
統合失調症の息子さんを持つ方の質問に対しては、
「ご本人がその気持ちになるまで待ってあげてください」
とのことでした。
引きこもってから既に18年。
それでも「待ってあげて」と言われてしまうのは、
本当にお辛いと思いますが、
未来に向けて気持ちを新たにできるといいですね。
高齢になった親御さんの悩みは、自分亡き後のことです。
他人からの手助けが必要になるだろうとの思いから、
やっと人前で病名を言えるようになったそうです。
社会全体で支える仕組みを確かなものにしていく
必要があるのをひしひしと感じます。
次に臨床心理士のお話。
去年、クライアントの自殺を防げなかったことから、
ご自身が体調を悪くされているようでした。
お話も具体例の羅列になりがちで、興味は引きますが、
守秘義務ということからどうなんだろうと思いました。
勿論、固有名詞は仰いませんが、
地域で働いていらっしゃる方が、
地域の講座で話しをすると、
想像で受け取る人がいないとは限りません。
立派な先生に対して失礼かとは存じますが、
講座に来ていらっしゃる方々の口は軽いと思ったほうが
よろしいのではないでしょうか。

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