先週末は、連れ合いや友人と西伊豆に行ってきた。藤野ではなかなか新鮮な海産物を食べることができないが、どうせ食べるならおいしい物をということで、時々海の方に出かけている。今回は、それに温泉を組み合わせてみたのだ。
西伊豆の松崎町にはいくつか温泉街があるが、今回訪れたのは雲見温泉。
その由来を引用すると、「平治の乱で敗れた源頼朝の嫡男・兵衛左頼朝が配流された蛭ヶ島(今の韮山町)を避け、この地に逃れ「雲を見て天測した」ことが地名の由来とも言われています。当時すでに高橋丹波守の下、多くの百姓民家があったと言われていますが、海に関わる産業は、明治35年の漁業法制定後、ボラの定置網漁がその起源です。そして、昭和6年、良質の天草を先覚者が買い付け、組合を起こしたことから雲見の天草漁は始まりました」。ということで、天草で有名らしい。また、伊豆で富士山が見られる最南端だそうである。
今から200年前に大きな洪水があり、牛が沖まで流されたどり着いた岩が、現在では牛島と呼ばれている。
集落の中心は川が流れている。ここで天草を洗っている人に出会った。
雲見浅間神社のある海抜163メートル地点から見た夕日。
こぢんまりとした、とても素敵な温泉街である。そして、海もとてもきれいで透明度が高い。夕日と富士山を眺められるポイントもいくつかある。
さて、お次は同じ松崎町の大沢温泉にある山の家。海沿いの温泉街とはうってかわって、内陸部で山の中の川沿いにある。河津桜で有名なところでもある。休憩室もかなり趣がある。
この露天風呂は、山の斜面を利用して作られている。毛虫がお湯に浮いていたのは参ったが、、。温度は高めで、いかにも効きそうである。湯治施設も併設されている。
おまけに、修善寺温泉の独狐の湯。これも川沿いの露天風呂。入ってはいけないことになっているらしいが、学生時代、友人たちと早朝の人目のない時に入ったことがある。しかし、ここは周りから丸見えである。
伊豆は、どこへ行っても温泉があることを、今回改めて認識した。また訪れることになるだろう。

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