金峰山を登り、冬になる前にこの辺りの山をもう一度と思い立ち、たまたま手に入った貴重な平日休みを使って瑞牆山(2230m)を登ることにした。のだが、無常にも当日は雨予報。昼から天気落ち着くとのことで、金峰山に登った時と同じ友人とで向かってみた。
瑞牆山は、山梨県北杜市にあり、奥秩父山系の1つ。瑞牆とは神社の周囲の垣根の事を指し、全山が黒雲母花崗岩から成り立ち、独特の岩峰が聳える景観を形作っている。金峰山と同じく昔から修験道の山で、登山口に至る林道にも奈良県吉野の金峯山寺から勧請してきた蔵王権現を祀る小さな社があった。
弱いとは言え雨が降っているので、山頂は諦めて、途中の不動滝まで行ってみることにした。不動滝へは不動沢沿いに登っていく。
途中見られる岩峰が凄い形をしてそそり立っている。
小一時間程で不動滝に到着。不動滝も、沢が岩峰の上を流れ、長い年月のうちに侵食をし、見事な甌穴も出来ている。
滝壺の透明度も極めて高い。
付近では、写真では見難いが水晶も観察できる。白い部分がそうである。
神秘的なこと、この上ない不動滝であった。来年は是非山頂を踏んでみたいと思っている。


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