ようやく庭の雪も全部融けたので、そろそろ春の畑の準備をしようと思い立つ。まず、昨日は八王子市民放射能測定室「ハカルワカル広場」に行き、畑の土と、隣の半ば放棄された土地の腐葉土を測定して貰う。初めて訪れたが、とても丁寧に説明して頂いた。福島第1原発事故以降、全国各地に市民放射能測定室が設立されたが、事故から3年目を迎える現在、どこも測定数が激減して存続の危機にあるという。事故がまだ収束していない以上、また、新たな事故がいつ起きるか分からない以上、こうした場所を如何にして支えていくかが問われていると言えよう。ちなみにハカルワカル広場は、測定1件につき1000円とかなり安い値段設定になっている。また、茸の測定数が群を抜いているとのこと。測定結果は全て公表されているので、以下のサイトからご覧下さい。
http://hachisoku.org/blog/
ちなみに、気になる測定結果だが、隣の土地でセシウム137が41.8ベクレル、セシウム134が23.3ベクレルであった。2011年秋に当時耕作していた小渕の畑が両方合算して100ベクレルということであり、あれから月日が経ったので、もう少し低いかと思ったが、意外と高かった。また、測定した土が湿っているので低めに出ており、乾かしてから測定するともっと正確に出るということであった。
ウチの畑の土は、セシウム137が17.5ベクレル、セシウム134が14.7ベクレルで、これは低く出ている。理由としては、セシウムは通常、表土から5cm以下には潜らない所、耕しているので薄められているということ、また、現在ではセシウム134の倍くらいの比率でセシウム137がなければならないところ、何らかの理由で低く出ているのではないかということであった。土の湿り気の問題もあるので、合算して50〜100ベクレルというところであろうか。しかし、これでも東京都内よりはましということで、八王子近辺でも合算100ベクレル以上が普通とのことであった。
さて、本日は朝から土を耕し、堆肥を入れた。2週間後にじゃが芋、その後、小松菜や蕪を植える予定である。
白梅も満開となった。
春の恵み。


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