遅い夏休みを取り、私の父母を交えて富士山麓の旅をした。私の父親、子どもにとってはおじいちゃんは山梨の出身であり、旅とは言っても全く見知らぬ土地ということではない。子どもにとっては未知の、私の親にとっては回想の旅となろうか。
まず訪れたのは朝霧高原のまかいの牧場。ここは静岡県で、おそらく全員にとって未知の場所。観光牧場で、動物もいる遊園地のような感じである。
おじいちゃんが反応したのはこれ。この手の牧場では、古くなった車両を子どもが乗れるように置いてあったりするのだが、これはかなり古いマツダのオート3輪車である。おじいちゃんが若い頃に仕事で乗っていたのだという。私も、子どもの頃の記憶に、現役で走っているのを見かけたことがある。40年程前の話だ。
そして、この手の乗り物も昔からあり、子どもは大好きである。
そして、牧場の食べ物と言ったら、これ以外には考えられない。子どもも、何日も前から保育園で「ぼくじょういって、ソクトクリームたべる」と先生に言っていたらしい。
おばあちゃんも、実に50年ぶりくらいで子どもの乗り物に乗る。
牧場では全く動物と触れ合わず。
次に訪れた富士山こどもの国では生まれてから2回目の乗馬に挑戦する。
これは何だ?と驚いたが、日本に2つしかないという蜘蛛の巣形のハンモック。何カ所かある出入り口から3重の布を潜って内部に入る、かなり難しい遊び。4歳からとなっているが、3歳の子どもは好奇心に駆られて中に入って遊んだ。しかし、すぐに怖くなって退散。
つかみ取りをしたことのある山梨県都留市のすげのレジャーにて、今度は釣りに挑戦! しかし、やはりじっと竿を握っているのは苦手であり、ほとんど親が釣り上げることとなる。
お墓参りのついでによった地元のイベントで、消防車に乗せて貰い、生まれて初めて綿菓子を食べる。
締めは、勝沼の大々園での葡萄狩り。今回で2回目だが、20種類以上試食させてもらっただろうか。しばらく毎日葡萄を食べる日々となる。
4日間の旅、みんなお疲れ様でした。

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