私は元々山が好きで、藤野に越してきたというのもあるのだが、山登り→フリークライミング→鉱物採集(並行して低山歩き)という変遷を経て、子どもが出来てからはとんと山から遠ざかってしまった。
さて、我が家は温泉好きなので、温泉の方の探索をしているうちに、八ヶ岳の1870m地点に温泉宿があることを知り、軽い山登りも兼ねて一家で行ってみることにした。その名も唐沢鉱泉。八ヶ岳の、天狗岳登山口に位置する。
この新型コロナウイルス状況下、5月上旬に予約するも、緊急事態宣言が解除されなかったために宿の方からキャンセルとなる。8月頭に再予約するが、今度は感染拡大に加えて梅雨明けが遅れ、ぎりぎり梅雨明け初日からの投宿となる。
これは唐沢鉱泉の源泉。美しい。10度でかなり冷たい。
建物の裏には光蘚(ヒカリゴケ)群生地がある。暗いところに生えているが、覗き込むと日光に反射して光って見える。
さて、5歳の子どもとどこまで登れるのか。往復5時間の天狗岳(2646m)までは無理としても、往復3時間という第1展望台(2416m)を目指すことにした。
登山計画書も提出。出発前は「行ってくるぜ!」みたいな感じだが??
稜線までの登り50分。見渡す限りの苔庭。
子どもが発見した光蘚。
最初はよかったのだが、段々と登りに飽きてきたのか、休憩時間で甘いお菓子を食べる頻度が多くなり、気がつくと稜線にでるまで2時間かかった。
合流地点で枯れ木に登る元気はあるも、少し登っただけで「もう登れない。。」と。2179m地点で引き返し、枯尾の峰(1979m)経由で下山することにした。
枯尾の峰までは岩場が多く、ここがアスレチックのように面白いらしい。ほとんど休憩なしでコースタイム通りに到達。開けた場所で、八ヶ岳を眺められる。
子どもは眺めには興味なし。「ラーメン美味いね!」。
持参した顕微鏡で苔の観察。これがかなり面白い。
木登りも頑張る。
無事下山。唐沢の流れ。
表情見る限り、疲れてるんだかなんだかよく分からないが、ピークハンティングというよりは、山の中で楽しいことをするという山登りであった。これからどういう風に発展していくのだろうか?


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