一週間前の事になりますが、「居酒屋の星野仙一」を観ました。観ているうちに、頭にこんなシーンが浮かんできました。
プロデューサー「この番組では、小田さんと星野さんに団塊の世代について語ってもらおう」アシスタント「でも、小田さんのファンは団塊の世代だけじゃないんだし、偏っていませんか?」プロデューサー「いいんだよ。俺は団塊の世代だしな。小田さんの歌は団塊の世代への応援メッセージ。これでいこう」アシスタント「…というわけで、ウチのボスは頑固でしてね。小田さんと同じですよ」小田さん「それはある意味正しいかも知らんけど、君みたいな若造に言われるのは腹が立つな」
というわけで、「団塊の世代」と連呼されるのにちょっと興醒めした部分もありました。星野さんはそこら辺を語る気満々だったみたいですが、小田さんは意外と乗ってこなかったですね。そこら辺が「にんげんドキュメント」の「世代論に関心は無い」に繋がっていったのかなぁ。
でも、そこら辺は抜きにしても、同い年の気の置けない友人だからこそ話せることもあるわけで、同世代の語り合いって興味深かったですね。同い年なのに、二人の語彙が違っていたのも面白くて、星野さんがいかにも「燃える男」みたいな言葉を連発してたのに対して、小田さんはまるで自分の歌に出て来るような言葉が多かったのが、なんとなくおかしく感じました。後は、時々目をテーブルに落として、言葉を選ぶようにポツリポツリ話していたのが、印象に残りました。
小田さんも星野さんも「頑固」だの「人の言う事聞かない」だの「もう決めている」だの言っていましたけど、でも要するにそれは、自分の事は自分で決めて、その結果に責任を持つってことだと思うのです。何事も過ぎたるはナントカと言いますけど、世代に関わらず自分の事には責任を持ちたいものです。
追記1。小田さんが名古屋ドームに星野監督を訪ねたのは2000年の事だよね。1989年って、まだドームは完成してない筈。
追記2。大豊さんって、本当にタイミング悪いね。
追記3。空振りした大豊選手よりも投げていた山内投手の方に目がいきました。

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