まだまだ寒い日が続きます。
日本海側の兵庫県の北部はたくさん雪が積もっていることと思いますが、県中西部のここ宍粟市の山崎町は大まかに言えば、北部で雪を降らした後の空っ風が下りてくるところらしく、降雪よりも寒さが厳しいところと言われています。確かに寒さは十分です。それでも宍粟市の北部で水分を落とし切らなかった雪雲が私たちの谷筋を流れ込んできた来た時なんかは、しっかりと降雪してあっという間に雪景色になる時もありますし、ブリザードが吹き荒れるという日もあるのです。しかし何故か今年はまだ雪で困ったという日が無いし、北風が吹き荒れて寒さ除けのビニールトンネルなんかが吹っ飛ばされたりといった日がまだありません。なんかゆる〜い寒さの冬が続いている印象です。
この日は家族で去年のインゲン豆の種取りをしました。
竹内農園では自家採種の率を可能な限り高めていこうとしています。始めは種を買ったり譲っていただいたりするのですが、それらの種を少しずつ増やしていきたいと考えています。
少ないながらも私が経験した中で、自家採種した種からできた野菜は、病害虫からも強くて、味がしっかりしていて、見た感じも力強さがオーラに現れているように思います。無肥料もしくはごく少量の施肥による栽培方法ともあいまって、長い時間をかけて必死に根を張ろうとした結果、土中のたくさんの栄養を吸い上げているからだと思います。
初めは施す肥料の投入量を計算しなければならないと思っていたのですが、今は土の下の事は分からないままでいいんじゃないかと考えています。私の場合は、分からないのに分かったふりして肥料を入れるとその分作物は弱っちくなるように思います。
こういうのは私の中に何か科学的根拠があって言う事ではなく、単に私が直観でそう思っているということです。
家族で採った種が上手く今年の恵になるかどうか本当のところ自信は無いのですが、取り合えず、今年も種を播きまた今年も冷や汗をかきながらの綱渡り農法で、裸足んぼ畑竹内農園の野菜を買ってくださる皆様にその野菜をお届けできるように頑張っていきたいと思います。