日本橋劇場で、去年に続き「Meet the 和楽器」というコンサートをやりました。
楽器紹介や体験コーナーなどをやって、メインは「秋の一日」という、私の大好きな楽しい曲。
ところが、この曲の作曲家である長澤勝俊先生が1月10日、突然亡くなられたのです。
84才・・・現代邦楽のきらきらした名曲をたくさん作られて、日本中の邦楽演奏家、愛好家から愛された、「邦楽界の阿久悠」のようなかたです。
とってもおおらかで、いつも優しくて、あったかい先生でした。
「先生のためにがんばろうね〜」と、みんなでハリキッて本番に臨んだのですが・・・
あろうことか、私は何と本番中に眠ってしまったのです。
しかも第4楽章という一番の難所、三味線ソロのはいる前の24小節間休みのところで。
三味線かかえたまま、スーーッとあっちの世界へ行き、奇跡的に三味線ソロの1小節前で「はッ!!」と目覚めました。
そのままソロを弾けたのはまさに紙一重、ラッキー・・・。
もうわれながら信じられん! なんちゅうダメ女!
「二日酔いだった」とか言い訳にならんよ!(オイ)
コンサートのあと、みんなで楽器や着物をかかえてお通夜のお手伝いに。
「先生ごめんなさ〜〜い。献奏のはずが、眠奏になっちゃった・・・」 大反省。
今日は告別式のお手伝いに行き、みんなで先生にお別れをしました。
先生、ステキでかわいくてカッコいい曲をいっぱい残してくれて、本当にありがとう!!
私たちみんなでずーーっと大切に演奏し続けていきますね。(し、信用して〜〜〜!)