文化庁のワークショップのツアーから帰ってきました。
今年は北関東の小学校をまわるミッションで
1校めが 河川決壊で洪水被害の 栃木県佐野市でした。
幸いにも小学校は山をのぼったあたりなので被災はなく
子どもたちも先生がたも 元気に迎えてくれました。
けど、帰りに佐野市内を通ったら
やはりものすごい状況なのを 目の当たりにしました。
住宅は2mくらい泥水かぶって
家の中、家財道具すべて泥まみれになっていて
住民のかたがたが ご自分も泥まみれになって片付け作業を・・
付近の道路はあちこち遮断され
川からだいぶ離れたところにも 泥が押し寄せていて
川のそばを通ると 橋は崩落していました。
もちろん写メを撮るなんて とても出来ません。
というか、こんな状況を目の前にして
何もしないで次へ行かなくてはならないことに
ものすごい罪悪感を感じてしまいました。
のんきにワークショップとかやっていていいのだろうか。
そういうのと両極にある 被災地の状況。。。
でも、ネットでつながる仲間が
「音楽を届けたんだから何もしなかったのではないよ」
と言ってくれて すこしだけ救われた思い。。
うにゅ、とにかくやるべきことをやるだけです。
そのあとは 群馬県、埼玉県と回って
子どもたちに お筝体験してもらって
来月いっしょに本番をやる「ごんぎつね」の合唱練習をしました。
きりーつ。れい。 さあいっしょにお筝を弾きましょう
「ムズいよ!」「たのしい!」「足シビレタ」
みんなワーワー言いつつ、けっこうハマってくれてわしらもウレチイ
準備運動いろいろやって声がいっぱい出るように

どの学校でも おっきい声で歌ってくれました。
楽器準備は、体育館でもけっこうたいへんなんだけど
今回は「3階で」という学校があって ひいいいい!
お筝を20台はじめ、大太鼓など自分たちの楽器類、譜面台などをすべて階段で運び上げて
全員息も絶えだえ。 ((((っ_ _)っ パタッ
へへーん、いい運動になったもんね。(←まけおしみ)
それにしても今回の台風被害はひど過ぎるますね。 うーー
あまりに広範囲だし いまだ全容はつかめていないのでは?
家が住めなくなり 停電もあり
孤立している地域もけっこうあるようだし
やらなければいけないことが多すぎる。
東日本大震災のときもそうだったけど
自分には何ができるのか? せめてまずは募金から?
ずっと自問自答していくしかない。
できることを探していくしかない。
無力で非力だけども 何もしないで
何もなかったように生活していくなんて
やっぱりできないから。