最近、世間では考えられない犯罪などのニュースが多いですねえ。
世の中どうなっているのでしょうか?
犯罪を犯した人がその後どんなに不幸になったかというのも伝えた方がよいのでは?
自殺する人は年間3万人を超えているらしいです。
先日、仕事でのある学会があり、五木寛之さんの特別講演がありました。
日本での自殺者は戦争での犠牲者に等しいという話がありました。
物質的には恵まれている筈なのに、精神的にはゆとりがないのでしょうねえ。
本田美奈子.さんのようにどうしても生きたかった人のことを考えると胸が痛くなります。
そういう自分も何かの事情で追い詰められたら、
例えば不治の病で再起不能となったらどこまで耐えられるかは疑問ですが。
おそらく身近な人はわかると思いますが、私もどちらかというと根性論とかは好きなほうで。
「泣き言を言うな」とか「前向きに考えろ」とか。
要するに落ち込んでいるなんてメンタルが弱いからだと。
もっとタフにならなきゃ・・・など。
「萎える」「溜め息」という言葉はどう考えても良いイメージはありませんでした。
五木寛之さんの話ではそういう人が行き場を失うらしいとのことでした。
「人間は時には萎えることも必要である」とのこと。
金沢では雪の重みで木の枝が折れないように守る「雪つり」というのがあり、太くて丈夫な枝にするそうです。
細くて柔らかい枝は、柳のように萎えて雪が落ちるそうです。
時には溜め息をつくのも必要なのかもしれませんね。

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